「明るく清々しい季節」となるか
万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり(暦便覧)
二十四節気の清明の候。一年で一番心地よい季節がやってきた。
「清浄明潔」。今から始まるモノゴトを歓迎しているかのように降り注ぐ光はキラキラと輝き、そよぐ風はあくまでも清々しい頃。
と、二十四節気では言っているが、今年はどうだろう。
世の中を見渡す限り、清々しく晴れ晴れとした気分に浸るにはほど遠い。どうせなら清明の「気」が世の中に新風を吹き込んで、これまでの混沌とした空気を一掃させてくれればいいのにと願っている人もなかにはいるかもしれない。
制約の多いコロナ禍とはいっても、工夫次第で心地よさや清々しさは味わえるはず。結局は人それぞれの生き方次第ということになるのかもしれない。
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