∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 東京のまん延防止措置発出 ≡≡

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清明の候』

追加される制限は
「場所より人」の注意喚起

 まん延防止措置が東京では4月12日から5月11日まで、京都や沖縄では同日から5月5日まで発出される。まだ発出前でどうなるかは分からないが、今回の発出がコロナ禍を沈静化させる新しい局面になってくれることを切に願っている。

 2日ほど前から専門家や施政者の間に個々人の意識についての発言が目立つようになってきた。これまで、分かってはいるが言葉にしなかった「人」の意識についての発言である。
 つまり、従来は飲食店に対しての制限ばかりが目立っていたが、利用する側の人間が意識を変えない限りコロナ禍は収まらないという視点である。

 やっと“遠慮の糸”が切れた。

 これまでの1年間、国も地方も利用者に利用制限を課すとどんな反発が起こるか分からないので、人が集まる場所に制限を課すことで流入制限をしようとしてきた。その結果は耐えきれない飲食店の続出と、欲求不満に陥った人の“隠れ飲み”である。
 お約束のように発信されてきた「飲食店でもマスクをして、大声での会話を控えること」という穏やかな表現では効果は薄いというのは誰もが分かっていたこと。誰だって飲めば声は大きくなるし、マスクだって外したくなるのだから。

 今回のまん延防止措置には、これまでは「制度という枠」の中で収束を図ろうとしてきたが、これからは飲食店向けのような表向きの対策と並行して“人の本性”に踏み込んだ発言を多くして効果を上げようという視点が追加されるはずと考えている。
 個人の自由にまで踏み込むのだからどんな反発が出てもおかしくないが、収束させるためには痛みを感じる発言も必要という強い決意をしたのかどうかは未知数だが。

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