現状では評価も出来ない
まずは数字を下げないと
東京都1032人。大阪府874人。北海道506人。入院待機、施設内療養、ホテル及び自宅療養など治療待ちの罹患者多数。
第4波のコロナ急拡大に対応するための緊急事態宣言が出されたのが4月26日。あれから2週間経つが、いまだに数字は悪化の一途を辿っている。なかでも大阪府は医療体制が完全に崩壊、兵庫県も事実上の医療崩壊に追い込まれている。
これまで1年以上コロナ禍の状況を報道や行政の特別サイトで見聞きしてきたが、ここにきて「毎日数字を追いかけても意味がないな」と思い始めている。
毎日の数字を知って一喜一憂してきたわけではないが、それでも何かしらの拠り所になっていたものが、いまでは「とにかく下げないと」としか思えなくなっているわけだ。
今回の緊急事態宣言が出されて2週間以上ということは、そろそろ宣言の効果が数字に現れてくる頃である。
理論上は月曜日くらいから数字が下がり始めておかしくないはずだが「このまま上がり続けるのではないか」という不安のほうが強くなっている。
緊急事態宣言自体に効果がなかったとは言わないが、多くの人がコロナ禍に慣れ、数字に鈍感になってしまったことで、効果は限定的なものになるのではないかと思ってしまうのだ。
さあ、どう数字が推移していくか。月曜日からは発表される数字は“怖いもの見たさ”で見聞きすることになりそうだ。
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『立夏の候』‥夏の始まりは新緑と薫風から
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