∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 怖いけれど羨ましい ≡≡

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─諸外国で進む制限解除─
日本の“コロナフリー”はいつになる

 イギリス・フランス・アメリカ・イスラエル
 日本では想像できないほど厳しい行動制限期間を乗り越え、迅速なワクチン接種の後押しが実現した国から飲食店の営業制限解除のニュースが次々と届いている。
 極めて迅速なロックダウンや行動制限の理由を噛み砕いて説明してきたおかげで感染者ゼロが続いているニュージーランドやオーストラリアの様子も時折伝えられている。
 政治的な側面が強いとはいえ、それなりの成果を上げている中国や、早い時期から落ち着きを取り戻していたが、思わぬ感染者が出たため即座にロックダウン体制を敷いた台湾という例もある。

 ワクチン接種でコロナ禍を抑え込んだ国もあれば、国民の意識の高さや国への信頼感で“コロナフリー”を勝ち取った国もある。
 誰もが笑いながらノーマスクで楽しんだり、そぞろ歩いたりしている風景を見ていると、大丈夫なのかという心配と、素直に「いいなあ」という羨ましさがないまぜになって浮かんでくる。

 一方、日本では……。

 私権制限を最低限に抑えようとした緩い制限。
 うわべの公平さと目先の財政状態の健全さを前提にした広く薄い経済支援。
 説明不足の政策より目先の収入と決めて要請を無視している店や人々。
 腰の引けた慎重さと、緊急対応より行政の習わしを重視したために契約の争奪戦に破れてしまったワクチン輸入。
 選民意識やイベント性のほうが目立つようになってしまったワクチン接種競争。
 病気に罹りたくないから国や医療の専門家が示した“処方箋”を守ろうという意識よりも、手前勝手な判断を実践する人々の増加。
 コロナ禍なんてどこ吹く風で進みそうになっているTOKYO2020。

 ……、何もかもがイビツな形のまま進んでいるような気がしてならない。

 いつになったら日本も“コロナフリー”の仲間入りをすることが出来るのだろう。
 美味しい料理と酒をテーブルに並べ、ノーマスクでワイワイ語り合い、楽しく過ごせる日々がすぐにでもやってきてくれることを願うばかりである。

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立夏の候』‥夏の始まりは新緑と薫風から
[0520 - 3787]
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