∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 感染者が止まらない、というけれど ≡≡

f:id:Yutaka_TAWARA:20190811125731j:plain

選手や関係者の感染者数こそ
コロナ禍の実情なのでは

 今日の東京の新規感染者は1832人だった。それに対して選手やコーチなどの感染者が数人。濃厚接触者は数10人に登っている。テレビのニュースでは、必ずと言っていいほど「一方で、選手や関係者の感染が止まりません」と伝えている。

「一方で……」の使い方が正しいかどうかの議論はさておき。

 毎日感染者や濃厚接触者が見つかっている点については、いわゆる“水際対策”が効果を挙げている証拠だと感じている。

 選手や関係者にはPCR検査が義務化されている。単純に考えれば100%の検査実施率である。ちなみに、彼らのワクチン接種率は80%以上とも伝えられている。

 それに比べて、市中の感染状況は積極的な検査とは無縁のもの。体調が悪くなった時に医療機関で検査して初めて感染が確認されたというのがほとんどだろう。しかも行動履歴や濃厚接触者は自主申告である。感染者が追跡調査に協力しないと決めれば濃厚接触者はゼロということになる。

 選手やその関係者はオリンピック参加を目指して、母国にいた時から人一倍神経質に感染予防に取り組んできた人たちである。大袈裟に言えば医療関係者の次に感染予防に気を配ってきた人たちと言ってもいいだろう。
 そんな人たちが、母国のため、チームのために義務として検査を受け、行動履歴や濃厚接触者を正確に申告しているわけだ。

 日本式のような、罹患してから検査を受け、行動履歴にも非協力的でも構わないという“いきあたりばったり”の状況把握とは大違い。比べものにならない正確さと言っても差し支えないだろう。

 となると、ワクチン接種後も積極的な感染予防策に努めている選手やその関係者の感染率こそ、コロナ禍の実情、いわば“コロナ感染の世界標準”と言えるのではないだろうか。

・────────────────・
小暑』の候‥梅雨明け間近。暑中がはじまり、
       暑さが本格的になる頃。
[0721 - 3848]
・────────────────・