∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 現実に即した症状分けを ≡≡

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軽症・中等症・重症では伝わらない

 今日、国は「コロナに感染した場合、重症以外原則的に自宅療養」と発表した。感染爆発を前提にした時の対応を死亡者を最小限に留めつつ、医療崩壊も防ぎたいという目論見なのだろう。

 原則入院とした当初の指針が崩れ去っている現在、やむを得ない施策だと理解できるが、それでもどこかに違和感がつきまとう。急に容態が悪化した時、誰が、どうやって、診断を下し、どうやって入院させるのか。中等症の治療は自宅で出来るものなのか。自ら連絡が取れないほど重篤な状態になった場合はどうするのか。これまで以上に保健所が観察をするのだろうか。医療現場は即対応出来るのだろうか。

 仕事とはいえ、保健所や医療現場の皆さんには頭が下がるばかりである。

 ところで。

 コロナの症状は無症状・軽症・中等症1・中等症2・重症という言い方で表されているが、どうも、一般人が感じる症状と医学的な表現との間に違いがあるようだ。

 たとえば、軽症と言えば軽い風邪ひき程度と感じがちだが、実際はウンウンうなるほど酷い症状であることが多いという。
 これが中等症ともなれば、高熱を発し、意識はぼんやりし、息苦しいのを越えて酸素吸入が必要という場合が多いという。中等症2になればその状態が顕著になるという。
 こんな状態が悪化したのが重症。つまり危篤状態と言ってもいいものだ。

 我々はずっと「軽症だと軽くて、中等症程度ならなんとかなる」と捉えてこなかっただろうか。だが、その捉え方は間違っていたのかもしれない。現実はそんなに甘くなかったのだ。

 そろそろ、軽症はうなるほど酷い症状、中等症は医療の力がないと手に負えない状態、重症は死の一歩手前まで来ている危篤と言い換える時が来ているのではないだろうか。

 さて。

 そんな、手に負えない状態になるまで自宅で療養するようにという国の指針が適切なのかどうか、私には疑問である。

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