スポーツ界の意識が変わる節目
知っていたはずだし、当たり前だと思っていたが、改めてオリンピックの競技数の多さに驚いている。まさに「こんなに競技の種類ってあったっけ」である。
ひょっとすると、今回のオリンピックで“メジャーデビュー”した競技が目新しさを与えてくれているのだろうか。
スケートボードやBMX、スポーツクライミング、サーフィン、空手。そして、復活した野球・ソフトボール。これらの競技が放映されていると、なぜか目が離せなくなっている。
古典的な競技に出場する選手たちがメダルを取らねばという悲壮な決意を内に秘めているのに対してニューカマーの特徴は、世界中からトップランカーが集まり競技出来ることに対する喜びや楽しさが前面に出ているところなのかもしれない。とにかく、観戦しているとこちらも楽しくなれるのだ。
特に、従来の競技のように「応援しているのだから、勝って当然、勝たねばならぬ」という圧力を感じないところが気に入っている点だ。
もちろん、口では「楽しみました」と言いながら、実はそうではないというこれまでのアスリート語録など微塵も感じさせないところも見逃せない点だ。
今回のオリンピックは、ひょっとするとスポーツの有り様に地殻変動を起こすかもしれない。スポーツが“何がなんでも”から“ベストを尽くしてエンジョイする”に変わるとどうなるか、数年後が楽しみになってきた。
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『大暑』‥夏真っ盛り。暑さ厳しき頃。
快晴・入道雲・西瓜・花火・汗・熱波
[0806 - 3863]
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