ワクチン接種は完了したけれど
今日のコロナの新規感染者数は3099人。前週より1605人少なかった。しかし、重傷者数は291人。70%以上の使用率である。
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減ったとはいってもまだ3000人以上の人が新たに感染しているし、重症者は減る気配もなく高止まりしている。
また、国と都が医療機関に対して強く要請した病床数の増加も思わしくない。自宅療養者も一向に減る気配はない。
酸素ステーションの設置や抗体カクテル療法も進んでいるようで進んでいない。治験が進んでいる新薬も来春にならないと現実味が出てきそうではない。
新学期が始まり、大学生だけでなく小学生への感染も増え続けているなか、厚労省の感染症対策アドバイザリーボードは「現在、新規感染者数が減少傾向にあるのはお盆時期の人流減少が要因。学校の再開や人流の増加によって再度の感染者増が懸念される」と発表している。
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罹ったら“ないない尽くし”の環境のなかで戦うことになる状況は変わっていない。いや、それどころか悪化し続けていると言っても差し支えない。
たしか最初に緊急事態宣言が出された頃は、医療関係者からは「一日の新規感染者数が50人になってから宣言解除を」という発言があったように記憶している。当時は2桁が指標になっていたが、それがいまや4桁の数字が増減の基準になってしまったのだ。
小康状態にもなっていないのに、減った減ったと喜んでいる場合ではない。
いったいいつまで!?と言いたくなる状態だが耐えなければいけないようだ。数字のマジックに陥って痛いしっぺ返しを喰らわないようにしなければ。
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『処暑』の候‥暑さの勢いが収まり秋の気配を感じ始める頃。
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