頂点を目指す人。
就活を成功させたい人
菅総理が総裁選には出馬しないと意思表示した途端、蜂の巣をつついたような騒ぎになって以来1日半。一夜明けてみれば日本中が大騒ぎになっていた。
市井の人間からはほとんどがコロナ対策の不備を攻め立てるもので、功績の「こ」の字も出てこない。たしかにそうだろう。いくら誰にも正しくコントロール出来ない未知の脅威と対峙しているからといって、あれだけ具体的な説明なしでお願いばかり連呼していれば誰でも背を向けてしまう。
そうなると、どんなに優れた実績があってもすべて帳消しになるもの。評価が変わるのは歩み始めたばかりの政策が歴史の1ページに記されるようになってからだろう。
それはそれとして。
総裁選に出馬しようと決意した人も出揃ったようだ。
事実上、次期総理という政治の頂点が約束されている自民党総裁を目指そうとするだけに、きっとこの土日は政策構想を練ったり、支持固めに奔走したりと大忙しだろう。
まあ、政策は綺麗事を並べた机上の空論がほとんどだろうけれど、それはそれでよしとしておこう。
それよりも、誰を支持するか、誰が総理になるかにいちばん神経質になっているのは一般議員ではないだろうか。
彼らは次期総選挙の結果次第で現在の収入と名声が大きく変わってしまうという危機感が強い。ただでさえ自民党の衰退が確実視されている現在、総裁選の行方は自分が生き残れるかどうかのバロメーター。勝ち組に付けば自分の就活が優位に働くとなれば当然だろう。
彼らの週末から来週いっぱいの動向にも注意しておいたほうがよさそうだ。
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『処暑』の候‥暑さの勢いが収まり秋の気配を感じ始める頃。
[0904 - 3892]
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