♪酒が飲める、酒が飲める、酒が飲めるぞ~♪
─19都道府県に緊急事態宣言発令中。8県にまん延防止措置の実施─
8月初旬から今日まで、日本は全国規模の行動制限や経済活動の自粛や抑制を強いられてきた。
東京や大阪などの大都市に限って言えば、“マスク・手洗い・消毒”という基本姿勢に加えて、1年以上“はしゃぐな、動くな、集まるな”を生活の規範にするように求められてきた。そして、ほとんどの人はその指示に従ってきた。
そんな生活があと少しで一旦シーンチェンジしようとしている。
国は9月30日に現在出ているすべての緊急事態宣言もまん延防止措置を解除しようとして検討を進めている。
飲食店の営業時間や飲酒制限など自治体が独自で考え、国が後押しをする制限も多いようなのでコロナ前のようにとはいかないようだが、解除検討という声を聞いただけで日本に活気が戻ってきたようだ。
こんな浮足立った状態に私は一抹の危険性を感じている。
おそらく、9月30日の夜は“解除前夜祭”とばかり朝まで大騒ぎする人たちが出るだろう。週末を繰り上げて温泉宿に出向いてノーマスクでエンジョイする人たちもいるだろう。
検討されているとはいっても条件付きの解除だというのに、その言葉だけが独り歩きした結果、第六波に襲われることになっては何もかもが台無しである。
10月1日は自由が完全復活する日ではない。
この2年間、誰もがコロナに泣かされてきたが、ここに来てやっとシーンチェンジの気配が漂ってきたのだ。国や自治体が発する制限が納得できるものかどうかはともかくとして、ここで慎重さや自制心を失ってしまえばコロナにスキをみせるようなものである。
「♪酒が飲める…」もほどほどに、である。
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『秋分』‥秋の彼岸。夜が長くなり、駆け足で秋が深まる頃
[0927 - 3912]
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