自民党総裁選終わる
岸田氏が新総裁。
下馬評通りと言う人もいれば、計算通りとほくそ笑む人もいる。落胆する人もいれば、逆風に備えようとする人もいる。
選挙を報道だけで追いかけてきた人間がとやかくいうのもなんだが、党内選挙だというのに、ここまで国民を引き込む選挙の実態とはどういうものなのか知りたくなってしまった。特にキングメーカーの政治力については詳しく知りたいところだ。
それはともかく。
岸田氏が事実上の総理になって日本はどれだけ変わるのだろう。国民に伝えられるような表面的な部分では新風が吹き込むだろう。当初は支持率拡大を狙った“バーゲンセール”も行われるはずだ。
逆に、着手すべきことは分かっているが、今は波風を立てて紛糾させたくない改革や要請などは凍結されるはずだ。
だが、そんな就任当初の動きよりも本当の実力は、時間が経つにつれて政権そのものにつきまとっている問題が湧き上がった時に問われることになる。キングメーカーが抱え、消し去ろうとしてきた問題も俎上に上るかもしれない。
そんな場面で真の政治力を発揮するのは裏舞台から表舞台の政治家たちの手綱を操作している人間だということは歴史が語っている。
まだ政権が樹立されてもいないのにとやかく言うのもなんだが、結果を予測すると「何も動かず、何も変わらない」になるのではないだろうか。
キングメーカーの思惑でがんじがらめにされている岸田氏がどこまで持論を貫き通せるのか、その政治力に注目していきたい。
・────────────────────・
『秋分』‥秋の彼岸。夜が長くなり、駆け足で秋が深まる頃
[0929 - 3924]
・────────────────────・