みなさん、予習は終わっていますか?
バンザーイ、バンザーイ。
議長が「衆議院を解散する」と発言した直後に発せられる万歳三唱。数秒前に失職した元・衆議院議員たちはこの発声ののちに全国に散っていく。
新総理が選出されて10日。衆議院は解散し選挙体制に入った。臨時国会を代表質問だけで終わらせて選挙に突入して、かろうじて上向きになっている自民支持を最大限に利用しようとする自民党の政局誘導は今のところ計画どおりといったところだろう。
一方で、あれだけ「コロナ収束に向けて国会開催を」と訴えていた野党側も、解散した途端にコロナ対策そっちのけで本格的な選挙態勢に入った。
国を築く、国を憂う、国を守る、国に活力を。こんな政治家の本懐はひとまず棚上げにして、自らの職と食を守るだけでなく、関係する企業や団体の利益も守ることを優先しようと考えている政治家もかなりいるはずと睨んでいるのだが。
それはさておき。
立候補しようとしている皆さんは、選挙対策用に欠かせない所属する党の政策や目標などの“おさらい”は終わっているだろうか。
選挙の鉄則は「日頃の付き合いを欠かさず、教えられたとおりに演説し、ボロを出さず、そつなく、元気いっぱいに頭を下げる」だと言われている。
この際だからあえて言わせてもらおう、党の政策と矛盾する言動は即“就職活動”に響くということを。
フーー、総選挙か。今の選挙は、政党政治下の民主主義が掲げていたはずの理想像から離れ過ぎているように思えるのだが、いかがだろう。
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『寒露』‥朝夕の肌寒さ。紅葉。渡り鳥。そして食欲の秋
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