∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 選挙運動終盤戦 ≡≡

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人気投票に終始する日本の選挙

 せいぜい所属政党の政策を訴えるだけで、自分の名前だけを連呼しながら車の中から手を振る。駅前や往来が激しい所に差し掛かったら車を降りて誰彼となく握手を求める。

 選挙に行き始めて何年になるのだろう。人気投票にしか見えない日本の選挙にかなり長い年数付き合ってきたことに間違いはない。政治家個人の力量があるのかどうかなどほとんど考えたこともないのに、よく付き合ってきたものだと我ながら感心してしまう。

 似たような政策ばかりが横並びになってしまい、差別化を図るのが難しい今回の総選挙は特に人気投票的な傾向が強いように感じている。これでは候補者も政党という名の組織が掲げる政策を訴えかけることが精いっぱいだろう。

 今回の選挙では18歳で初めて投票に行けるようになった有名人に「選挙に行って国政に参加します」というようなコメントをテレビやSNSで語らせるのが流行っているようだ。
 その取り組み自体はいいことだと思うが、行くことばかりが先走って、投票には政党の政策や候補者の政治感を見極めて政界に送り出す役割があるということを教えてくれるメディアはほとんどないようだ。

 行かないより行ったほうがいいという程度に感じていればいいのだろうか。人気投票と考えている候補者と、行くことに意義ありと教えられている一般市民。この図式がある限り、日本に大転換は来ないだろう。

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霜降』‥秋の最終章。澄み切った冷気に包まれ霜が降る。山粧う
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