∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 一の酉 ≡≡

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開運招福
商売繁盛
家内安全
下町の年末は祈願から

 11月の酉の日に行われる酉の市。大きな熊手で有名な酉の市が催行される時期になると、東京の下町は来る正月に向けて一気に動き出す。
 暦によって一の酉から三の酉まである年回りもあるが、今年は二の酉が“残り福”になる。

 今年の一の酉は強い雨の中で催行された。傘をさすのもはばかられるほど混雑している中を「雨が厄を洗い流してくれる」と言いながらお参りし、熊手を買い求めた下町っ子も多かったはずだ。

 私は毎年“残り福”にお参りすることにしている。それも日の出直前の静かな時間帯に行って時間を掛けてお参りするのが習いである。
 鷲神社と、お隣りに鎮座する「酉の寺」長國寺のふたつで祈願を済ませたら、鷲神社の社務所で「かっこめ」と呼ばれる熊手を手に入れて帰宅して、さっそく南東の方角に当たる所に飾る。これも私にとっての習い、今風に言えばルーティーンである。

 ちなみに酉の市は一の酉から三の酉へと進むにつれて寒さが厳しくなるもの。今年は寒さが幾分穏やかなうちのお参りになるかもしれない。

 40年以上お参りをしていながら、これぞという大きなご利益を頂戴した実感は一度もないが、今年はどうだろう。御祭神のヤマトタケルノミコトが「そろそろお前にも福を」がお考えいただけるとありがたいのだが。
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[1109 / 24:50]
立冬』‥冬間近。小春風と競い合っていた木枯らしが冬を運んでくる
photograph:ikenohata, ueno, tokyo
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