∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ オミクロン ≡≡

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今はまだ「今度は防いでくれ」の段階。
いざとなれば「今度は抑える」体制へ

 南アフリカ発の新しい変異株が確認されて約2週間。《オミクロン》と命名されたこの変異株に対して世界中の国が警戒し始め、感染源になっている国からの入国制限が始まっている。これまでのデルタ株への対応と比べると、かなり早い対応だ。どの国もデルタ株で痛い経験をしてきただけに「感染予防に躊躇は無用」と、さすがに悟ったのだろう。
 どんな危機が迫っても根回しだの担当争いだのが優先される日本も(少なくとも官邸だけは)迅速に動き始めているようだ。

 とはいっても、一般的に海外で流行し始めたウイルスは、どれだけ水際での貿易体制を高めても必ず侵入してくるもの。今回の変異株も当然のように侵入してくるだろう。

 そんな時が来た時に必要になるのは一人ひとりの意識の高さである。

 特にすべてが要請レベルで発出される日本では、個々人が高い警戒心を持ち続けることしか感染拡大を防ぐ拠り所はない。だからこそ、世論は感染症予防に関する法令が必要だと結論づけてきた。
 しかし、これまでの反省を踏まえたうえでの感染症予防に関する立法について議論する前に新たな変異株が確認されてしまった。

 となると、我々に出来るのは従来どおりの“要請以上の自粛”しかない。第五波の苦しさからようやく抜け出して、どうすれば感染せずにすむか、感染拡大を抑えられるかなど、充分に学習してきた我々なら再度の我慢生活だってなんとか耐えられるだろう。

 万一、日本でオミクロンが猛威を振るい始めたら、今度は“防ぐ”手段よりも“できるだけ早く収束”させる手段を手に入れるのが大きな課題になるのではないだろうか。
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[season12/1127/24:30]
小雪』‥冷たい雨が雪に変わる。年の瀬の忙しなさが間近に迫る頃
photograph:ogubashi avenue, nippori, tokyo
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