∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 『冬至』の候 ≡≡

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一陽来復
陽の光が伸びるとともに
陽の気が強くなっていく頃

 『冬至』。一年でもっとも昼の時間が短い候になった。

 冬至は、天文学的に捉えれば日照時間が一番短い日と冷静そのものだが、中国の「易経」では一陽来復の候、西洋占星術では四季の変わり目として重視される日である。しかも、今日は昨年から始まった「風の時代」の2年目の始まりの日である。また、暦法では一年の干支が切り替わる時とされている。しかも、二十四節気では冬至が一年の始まりとされている。

 いわば冬至は、運気の変わる時であり、一年の始まりの時でもあるという極めて重要な候であり、一日なのだ。

 ちなみに、江戸時代の『暦便覧』には「日南の限りを行て、日の短きの至りなれば也」と記されている。

 夏至の日から徐々に短くなってきた陽の光がもっとも短くなる冬至の時期のことを、易経では「この日を境に、凶事が続いた後に、好事が巡ってくる(陰極まって一陽を生ずる)」としている。言いかえれば、陰の気が陽の気に入れ替わる時と捉えているわけだ。


 と、なれば、個人的には願うしかない。

 今年一年などと短絡的なことは言わない。この十数年の凶事が今日を境に好転していくことを願おうではないか。
 この年末は陰の気を一掃したいばかりに断捨離の真似事もやってきた。居付き猫がウロウロする中でもできるだけの掃除もやってきた。生活のリズムを変える努力も怠らなかった。……これでいいのか、な。
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[season12/1222/23:50]
冬至』の候‥一陽来復。陽の光が伸びるにつれ陽の気が戻ってくる
photograph:SKY, downtown-tokyo
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