∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ いつまでが正月? ≡≡

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三が日、七日正月松の内晦日正月

 1月3日。正月三が日の最終日です。正月は日本人にとって特別な節目。それだけに神事や民間伝承の世界には難しいしきたりが多く伝えられています。
 とはいっても、現代社会では儀式やしきたりのすべてを受け入れることは難しいものです。せいぜい「三が日」や「初詣」「おせち料理」「お年玉」程度しか縁がなくなっているのが現実ではないでしょうか。

 そんなしきたりには事欠かない正月ですが、いったいいつまでが正月なのかと疑問に思うこともないわけではありません。
 「三が日」はいいとして、七草粥を食して無病息災を願う「七日正月」や、年神様をお迎えする門松を飾る期間を示す「松の内」は聞き覚えのある行事でしょう。
 これら以外に伝わっているものに「晦日正月」があります。もともと親族一同が集まり和気あいあいと睦む時期として名付けられた「睦月」の最終日(晦日)を年始参りに伺えなかった所を訪ねる日とするしきたりとして残っているのです。

 つまり、日本人にとって正月は1月いっぱいずっと続いているのです。

 厳しい方なら「正月気分が抜けない理由は気持ちの問題ではなく、年中行事の問題だった」とおっしゃるかもしれないほど「正月」は長く続くわけです。

 人間誰しもハレの日が続けば楽しいもの。世知辛い日常に戻るには時間が掛かります。やはり、段階を踏んで徐々に日常に戻るためにも1カ月は必要なのかもしれません。
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[season12/0103/19:30]
『三が日』‥正月もひと区切り。徐々に日常生活へ戻る時
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