寂しさや物悲しさを醸す
冷たさと暗さ
三連休明けの今日は雨が一日中降り続けていた。
ヤボ用を済ませるために朝から外歩きをしていたら、突然寂しさがこみ上げてきた。
何か特別なことがあったわけではない。いつもどおりに過ごしているだけなのに、心の中に急にポコッと空洞が出来てしまい、同時に説明の付かない寂しさや物悲しさや虚しさが湧き上がってきたと言うしかない。
手や顔にかかる雨粒は冷たい。陽の光も鈍く暗い。そんな冬の雨ならではの印象が心のどこかに突き刺さったのだろうか。我が家に戻ってから何時間も経つというのにどこかに棘が刺さっているように感じることになるとは思ってもみなかった。
これまでに体験してきたもろもろを思い出したわけではないと信じたいところだが、冬の雨が心の封印を切ってしまったのだろうか。
どんな理由であれ、もしそうであれば、ある時から「昨日より明日」しか表に出さないようにしてきた私にとって今日の雨は“悲しい冬の雨”だったと言うしかなくなってしまう。
明日が晴れることを願おう。きっと冬晴れの下なら気持ちも落ち着くだろう。いや、そうでなくては。どんより暗い空から降る冬の雨は冷たいものなんだから。
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[season12/0111/24:30]
『小寒』‥寒の入り。寒中見舞い。寒気に耐えながら春を待ち望む
photograph:suwa-jinja, nishi-nippori, arakawa-ku
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