感染急増中だからこそ
落ち着かねば
「トップニュースはコロナ」という法則が戻ってきて約2週間。日毎に感染者数が増え、いまや危機的な状況がそこまで来ているようにも感じられる。
まん延防止措置が出た地域では夜の人出がガクンと減っているようだし、東京のような感染者は多いが措置は出ていない地域でもいくぶん街が静かになっているように感じている。
さすがに何度も辛い経験をしてきただけに、多くの人々は自主的に予防体制に入ったようだ。
日本で暮らす人々はさすがに用心深いというしかない。
だが、なかには気にし過ぎの人もいるようだ。人との接触を避けようと懸命な人もいれば、他人の行動が気になってしかたがないという人もいる。こういうタイプの人を見ていると「神経質過ぎて疲れるだろうな」と思うこともある。
実は今日、とある所でこういうタイプの人と遭遇したのだが、この方は自分で設定したレギュレーションこそ正しくて、周囲の人は全員不合格というタイプ。周囲の人は辟易しているようだった。少し離れた所から見ていた私でさえ「いき過ぎ、やり過ぎ、気にしすぎ」としか思えなかった。同時に「この人はどうしてここにいるんだろう」と考えてしまった。
仕事ならテレワークにシフトすれば済むし、プライベートなら我慢すればいい。それなのにわざわざ出掛けてくるのにはどういう理由があるんだろう。
ひょっとして、これまでの日常生活を変える気はないとか、コロナに感染するなんて生活態度が間違っているからだと考えているのだろうか。
こんな時だからこそ、冷静さや平常心や寛容さを持ち続けるべきだと思うのだが……。
正直に言おう。今日はまれに見るほどの反面教師にコロナ対応のスベを教えてもらったような気がしている。まさに「マスク越しに深呼吸をして、落ち着きましょうよ」である。
感染のピークはまだまだ先の話。今からピリピリしていたら身が持たない。とにかく冷静に、粛々と。やり過ぎは禁物だ。
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[season12/0112/25:25]
『小寒』‥寒の入り。寒中見舞い。寒気に耐えながら春を待ち望む
photograph:suwa-jinja, nishi-nippori, arakawa-ku
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