∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 津波ではなく空振 ≡≡

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また覚えねば

 この2年間、新型コロナウィルスについて多くの“初めて聞く単語”に接してきた。そもそも、感染症と伝染病の違いすら知らなかった私のような人間が専門用語を聞いただけで理解できるようになり、にわか勉強でもいっぱしのコメントが出来るようになるなんて思ってもみなかった。

※ちなみに「感染症とはウイルスや細菌を原因とする発熱などの症状で、そんな感染症の症状を移された第三者が発症する病気のことを言う。

 そして、ここに来てまた新たな単語が出てきた。「空振」である。

 昨日トンガの沖合いで起こった海底火山の爆発が原因の潮位の異常な上昇に注目が集まっている。「津波」なのか「高潮」なのか、それとも違う現象なのか。
 今のところ気象庁は現象の説明しか公式見解を出していないが、気象学者の間には「空振によって起こった異常潮位」という意見が出ている。
 より精密なデータ解析を終えた時点で発表されるはずの気象庁の見解を聞かないと確かなことは言えないが、おそらくそういうことなのだろう。

 一応定義付けをしておくと、「津波」とは海底から海水が盛り上がって起こる現象で、「高潮」とは台風などで海水の表面が盛り上がって起こる現象。そして「空振」は異常な気圧上昇が引き起こす潮位の上昇ということになる。

 ウイルスとの次は気象である。地震津波でかなり“初めて聞く言葉”を理解しようと努力してきたが、まだまだ知るべきことは尽きないようだ。
 自然が奥深いのか、それとも解明されてきた事象が極めて細分化されているのか。あるいは、私が何も知らずに生きてきただけなのか。

 その問題はともかくとして。

 これからは空気が爆発的に振動すると海水が盛り上がり、陸地に押し寄せる自然のメカニズムのことを「空振による高潮」とでも言うことになるのだろうか。
 少なくとも「空振と聞いて、段ボール箱に溜まった空気をドンと押し出した時に起こる“空気爆弾”のことしか思い浮かばなかった、ハッハッハ」では済みそうにない。
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[season12/0116/25:30]
小寒』‥寒の入り。寒中見舞い。寒気に耐えながら春を待ち望む
photograph:suwa-jinja, nishi-nippori, arakawa-ku
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