∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ オミクロン株の行方 ≡≡

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経験を積んできたというのに
着地点が想像できるビジョンが出ないのは
感染爆発の途中だからなのか

 まん延防止措置が始まった今日、東京都ではコロナ新規感染者が9699人確認された。しかも、ピークに達したわけではなく、来週前半には18000人程度の感染者が予想されるという。
 オミクロン株の拡大の早さには驚くばかりだ。いくら重症化しにくいと言っても、これだけ人数が増えると医療も行政も現実についていくだけで精いっぱいだろう。

 そんな事態に対処するために国も都もそれぞれが対応を打ち出している。だが、その発言を聞いているうちに、どうすればいいのか分からなくなってしまった。
 いったい、どうしたいんだろう。それぞれの考え方にズレがあるというか、整合性に欠けていると言えばいいのか。それとも私の理解力が低いのか。

 国も都も「保健行政と医療体制の崩壊を防ぐことを第一義に据えて政策を決定するが、行政と医療が感染者それぞれに手厚いケアを施す従来のやり方を見直し、地域の実情に合わせる」と言いたいのだろう。つまり「自分で出来ることは自分でやってもらう」という点だけは一致しているわけだ。
 オミクロン株の特性や、これまでの経験値を考えれば、こうなるのもやむなしとも思えるが、問題は両者の発言を聞くことになる一般市民が混乱してしまいそうな“立ち位置の違う発言”がいくつかある点だ。

 国と都の考えたの違いがもう少し収斂してくれないことには疑問符付きの不安が残る。第五波までのように「数日もすれば全般的な方向性も定まってくる」というのでは遅いのだ。
 誤解を恐れず言わせてもらえば「これまでと同様に、対策は後手後手で出します」というのでも構わない。とにかく、着地点が想像できるビジョンを出してほしいと思っているのは私だけではないはずだ。
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[season12/0121/24:50]
大寒』‥見えない所で春の準備が進む一年でもっとも寒い時期
photograph:daffodil at kudanshita, chiyoda-ku
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