∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 79人が11227人に ≡≡

f:id:Yutaka_TAWARA:20200126151650j:plain

たった3週間でこの数字に。
それでも、新たな基準の策定を

 今日、東京都の新規感染者は11227人だった。第五波が収束に近かった3週間前と比べると142倍である。
 だが増えているのは、24350人にもなってしまった自宅療養者がほとんどで、重症化した方は12人しかいない。

 国や都が「人流だ、人数だ、営業時間だ、いや不要不急だ」などと言っている横で“敵の勢力”は増え続けている。そんななかで、一般市民は軽症で済むという意見と、重症化する場合もあるという正反対の意見に振り回されている。
 なかには「過度な消毒は必要ない」とか「アクリル板を設置すると余計にウイルスが滞留する」「大声さえ出さなければいい」というような、これまでの2年間で身に付けた常識と真っ向から対立する意見を開陳する人までいるようだ。

 何が効果的な予防策なのかがはっきりしないまま感染爆発が起こった結果、増えてしまったのが「予防策はこれまで通りか、多少緩めの対策しか取らない」という人たちではないだろうか。
 これだけ「症状は軽い」ということだけが独り歩きしてしまうと、感染者数よりも症状に意識が向かってしまうのも当然ではないだろうか。

 こんなカオスから脱するために必要なのは、従来の対策の延長線上ではなく、オミクロン株用に新たに構築した基準や方策ではないだろうか。たとえそれが、従来の常識から逸脱したものであってもいい。

 医療や保健行政の崩壊と、経済状態の混乱を防ぐばかりが方策ではない。今、求められているのは、蓄積した知見をもとにしながら原点に立ち返り、個々人の予防策と生活指針についての的確なアドバイスを示すことではないだろうか。
 国や都も含めた自治体に求めたいのは、劇的な思考転換で、これまでのような“自然収束に向けた対症療法”的な方策から脱却してもらうこと。それしかない。
_________________________
[season12/0122/24:55]
大寒』‥見えない所で春の準備が進む一年でもっとも寒い時期
photograph:daffodil at kudanshita, chiyoda-ku
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄