∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 『立春』の候 ≡≡

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春の訪れは
何かが始まり、何かが生まれ、何かが動き出す
予感に満ちた時

 二十四節気の『立春』の候がやってきた。極寒の日が続いていても、少しずつ春の足音が聞こえてくると誰もが感じるこの時期は、何かが始まり、何かが動き出すような予感に満ちた時期でもある。江戸時代に著された『暦便覧』でも「春の気立つを以って也」と記されている。

 ちなみに、新月を月のはじまりと考える古典的な太陽太陰暦では冬至が一年の始まりだが、季節の移ろいをもとにまとめられた二十四節気や、五行八掛と色をもとにまとめられた九星気学では立春が一年の始まりとされている。

 心地よい風、穏やかな光。人は伸び伸びと過ごせる「春」を新たな一歩を踏み出す時と捉えたり、何かが生まれる時、あるいは何かに挑戦する時と考えるものである。
 そんな気持ちの表れが「節分で邪気を払い、清々しい気分で立春を迎える」という思想に結びついていったのではとも想像できる。

 なにはともあれ、春がやってくる。

 寒さに凍えていた身体に活力が戻れば、それとともに気力も充実してくるものだ。ワクワクとした気分で春本番へのカウントダウンを始めよう。
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[season12/0204/25:00]
立春』‥何かが始まり、何かが動き出しそうな予感がする春が訪れる
photograph:MANEKINEKO/
(L)asakusa ootori-jinnja (R)ningyocho suehiro-jinnja
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