∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 史上最大のブラフなのか ≡≡

f:id:Yutaka_TAWARA:20220102122455j:plain

ブラフの後ろに隠された
真の意図が知りたい

 ウクライナ国境沿いに集結していたロシア軍が撤退を開始したという第一報が伝えられて2日経つが、いまだに「撤収は確認されていないどころか、増強されている」「ウクライナ軍が砲撃してきた」「サイバー攻撃が止まない」など情報が入り乱れている。
 牽制、フェイクニュースネガティブキャンペーン、メディアを巻き込んだプロパガンダ。ロシアはありとあらゆる口撃方法を使ってウクライナ国境への部隊集結を後押ししてきた。それなのに何の説明もなく撤収し始めている。これではウクライナを始めとしたNATO関係国が疑念を抱くのは当然だ。

 関係諸国との対話という名の折衝の中で何かしらのメリットを掴み取ったからこその(消極的な)撤収開始だと思っていたほうがいいような気がする。

 今回の緊張は、ウクライナNATOに加入しようとしたことに強度の嫌悪感を抱いたロシアが実力で阻止しようとしたことから始まったという。
 たしかに、敵対する勢力がすぐ隣にいて、ゼロタイムで侵攻が始まってもおかしくない状況というのは居心地が悪い。武力で意思表示し始めるのも理解は出来る。

 しかし、それだけだろうか。私は“何かひとつ”隠された意図があるような気がしてならない。

 今回の緊張状態は、超大国という肩書が剥がされそうになっているロシアが、国力を誇示するために仕組んだ“史上最大のブラフ”ではなかったのか。NATO加入を表明したウクライナは口実として利用されただけなのではないのか。
 プーチン大統領率いるロシアは、緊張状態を自ら作り出しながら、何の成果も得られないまま引き下がるような国ではない。
 意地もあるし実力もある。もちろん、引き下がったためにどれだけのデメリットを生むかも熟知している。よほどの交換条件がない限り「上げた手を下げる」ような行動に出るはずがない。

 いったい何が話し合われているのだろう。何が双方にとってのメリットと捉えられているのだろう。

 あと3日でオリンピックが終る。平和の祭典期間はいかなる紛争も停戦するというルールをロシアが守っているとしたら、3日後には開戦するかどうかの答えは出るだろう。
 しかし、ロシアが目論んだ真の目的はベールに包まれたままで終わる可能性も充分に考えられる。今回も「すべてが当事者が墓まで持っていく極秘事項」になってしまうのだろうか。
__________________________
[season12/0217/24:15]
立春』‥何かが始まり、何かが動き出しそうな予感に満ちる頃
photograph:MANEKINEKO/
(L)asakusa otori-jinja (R)ningyocho suehiro-jinja
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄