∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 明るいニュースは天気だけ ≡≡

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世の中には
ウクライナとコロナしか
ニュースはないのか

「ロシア軍がキエフ近郊まで迫り、陥落も間近い」。「制空権と陸路の要衝はロシア軍が掌握した」。「経済制裁に即効性は望めない」。ウクライナに関する情報はウクライナの劣勢を伝えるものしかない。準備に何年も掛け、周到な戦略を作り上げてきただけあって、今回の侵攻は想像以上にスピーディな展開を見せている。
 情報が次から次へと入ってくるのはありがたいことだが、展開が早く、速報が増えるばかりで、こちらは付いていくだけで精いっぱいである。

 そんなウクライナ情勢一色のなかで、ある程度の時間が割かれているのがコロナ禍の話題である。
 新規感染者数は日々下がり続けているが、入院者数や死亡者数はそれに比例して減少しているとはいい難い。専門家からは“高止まり”が長期化するのではとの報告もあるようだ。
 思ったほどワクチン接種も進んでいないようだし、病床のやりくりも混乱し始めているという。
 明るいニュースを探してみると、塩野義製薬が開発した軽症者用治療薬が承認申請を提出したというものしかない。
 政府は第五波から第六波に移行するまでの沈静期にどんなシミュレーションをやっていたのだろう。収束は民間任せということなのだろうか。

 そんな暗いニュースばかりの今日、唯一の明るいニュースが「明日からは気温が上がり、突然春になる」というもの。
 寒さにめっぽう弱い私にとっては、春がやってくるのだったら突然でもなんでもいい。いつでもウエルカムである。

 武力での“闘い”。病との“闘い”。世の中には“闘い”以外に話題はないのだろうか。突然春がやってくることだけが明るい話題がないというのは、なんとも寂しすぎる。
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[season12/0225/24:45]
『雨水』‥春間近。雪どけ。春を呼び込む雨。そして北帰行。
photograph:MIGRATORY BIRD/sinobazu pond, ueno
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