春の訪れは実感出来るようになったが
世の中は依然として“極寒”のまま
緊迫したウクライナ情勢。一向に減らないコロナの新規感染者とまん延防止措置の延長。トヨタ系列の部品メーカーへのサイバー攻撃……。
相変わらず世の中は“極寒の時期”にいる。
ところが、どうだ。今日の東京は春そのもの。気候だけは極寒期を抜け出し、肩の力を抜いて歩ける季節がやってきたのだ。
そんな季節の節目の日、喜びながら汗をかいていたのが今日の私である。何も考えずに昨日までと変わらない極寒仕様で出掛けてしまい、途中で失敗したことに気がついたのだ。
今日の東京の下町はモコモコダウンにフリースでは暑かった。途中でモコモコダウンだけは脱ごうとしたのだが、脇に抱えるだけでもひと苦労。平然を装いながら着続けて一日を過ごしてしまった。
だが、こういう誤算は嬉しいものである。順調に進んでいると思っていたコトが実はそうではなく、気がついた時には想像以上に悪化していたのとは大きな違いである。なにしろ、まだまだ寒さに耐えねばと思っていたのが実はそうではなかったのだから。
春だけは、季節の移り変わりに合わせて、世の中全体がウキウキとした気分に包まれないものかと“無い物ねだり”をしてしまいそうだ。
ずっと続いていた“極寒”が、突然“のどかな春”に変わってしまうような魔法が使えるようになりたいものだ。
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[season12/0228/25:15]
『雨水』‥春間近。雪どけ。春を呼び込む雨。そして北帰行。
photograph:MIGRATORY BIRD/sinobazu pond, ueno
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