∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 警報と寒波で分かった改善点 ≡≡

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電力ひっ迫警報と
季節外れの寒さで分かった
電力生産構造の見直し

 まん延防止措置が全面解除され、飲食関係者の誰もが「さあ、これからだ」と意気込んでいたはずなのに、街は薄暗く、商業施設もどこかしら元気がなかった。

 先日東北地方を襲った地震によって一部の火力発電所で運転が停止しているうえに、急激に気温が低下したため電力の使用量が増大し、最悪の場合はブラックアウトになってしまう。こんな危機予想のもと、東京電力東北電力管内の地域に初めての『電力ひっ迫警報』が出た。
 季節外れの寒さと雪混じりの雨というだけでも飲食店にとってはダメージなのに、街が薄暗くなるほど大幅な節電まで求められるなんて。
 せっかくの再スタートの日だったのに、これでは出鼻をくじかれるどころか、思わぬ災難まで降り掛かってきてしまった。


 それにしても、電力というのは想像以上にデリケートなエネルギーである。電線が切れれば停電するということくらいは分かるが、電力を使い過ぎて需要と供給のバランスが崩れると一気にブラックアウト(大規模停電)が起こるというのは、にわかには理解し難い。そうなるのを防ぐためにわざわざ警報まで出さないといけないとなると、もっと理解し難い。

 マッ、いい。そういうものなんだと理解しておこう。

 ただひとつ充分に理解できたのは、電力が生モノだということである。たしかに、国土の何分の一かを賄うほどの電力を蓄電しておくのは不可能に近い。使う分だけ生産するしか供給を維持する手段はないのだろう。しかも、東と西で周波数が違う日本では、電力会社同士で融通し合ったり協力し合ったりすることも難しい。

 時代が石油から電気に急激に変わりつつあるというのに「使い過ぎるな」だけでは済まされない。国や電力業界の皆さんには、今回の警報を機に、早急な社会構造の見直しと電力生産技術の多角化を目指す動きに弾みをつけてもらいたいと切に願っている。
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[season12/0322/24:45]
春分』‥春の彼岸。この節気を境に陽光の降り注ぐ時間が増えていく
photograph:SUNRISE hits tokyo sky tree
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