∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 都市名変更 ≡≡

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慣れないけれど慣れないと。
これから
都市名はウクライナ語読みに

 ロシアによるウクライナ侵略が始まった頃から「都市名の読み方をロシア語読みにせず、ウクライナ語読みにしてほしい」という要請がウクライナから来ていると聞いていた。
 在日ウクライナ大使館は2019年7月に「ウクライーナの地名の正しいスペルと使用法に関する公式ガイド」というホームページをアップして理解を求めていたが、メディアも国も、国連以外は、注目はしても反映しないままにしていた。

 と、当時はどのメディアも変更しなかったが、ここ数日、各国の主要メディアが「ウクライナからの要望と国連での表記を尊重して、都市名はウクライナ語で発音したり表記する」と方針を変更し続けている。
 今夜は、日本テレビが都市名の読み方を変更するとコメントしていたが、おそらくほとんどのメディアが追随するだろう。
 ちなみに、各国に配信している通信社は配信する国によって原稿を書き換えていたようだ。

 たとえば「キエフ(Kiev)」は「キーウ(Kyiv)あるいはクィイヴ」。「オデッサ(Odessa)」は「オデサ(Odesa)あるいはオデーサ」。
 ロシア正教の聖地「キエフの大聖堂」は「キーフの大聖堂」。大事故を起こした「チェルノブイリ原発」は「チョルノブィリ原発」。世界の三本指に入ると言われている「キエフバレエ」は「キーフバレエ」。こんな具合いに順次変更されていくのだろう。
 旧地名を使い続けるのが、第二次世界大戦後、名誉回復を目指すナチスの残党が組織した「オデッサ」を題材にしたスパイ小説の名作『オデッサ・ファイル』(フレデリック・フォーサイス著)だけになってしまってもやむを得ないかもしれない。

 各国の地名の読み方は国と国との暗黙の了解に沿って決められている。いわば「先方がそういうのなら」的な決め方である。
 もともとキリル文字で書かれているとほぼ理解できなかったので、何も考えずに慣用表現に従ってきたが、やはり地名はできるだけ現地語に近いほうがいい。こうなると徐々に慣れていくしかないだろう。
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[season12/0324/25:20]
春分』‥春の彼岸。この節気を境に陽光の降り注ぐ時間が増えていく
photograph:SUNRISE hits tokyo sky tree
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