新型コロナ新規感染者数増加
先日「新規感染者数が減少しているからといって、コロナ禍が終わったわけではない」と書いたばかりだが、まさにそのとおりの展開になってきた。
今日、東京の新規感染者数は7846人。一週間前と比べると2倍以上である。全国的に見ても鹿児島県や秋田県などのように過去最高を記録した地域もある。
小池都知事は入院者数の増減を判断材料にしていると語ったようだが、新規感染者が増えれば自ずと入院して治療する人は増えるもの。
まん延防止措置が全面解除されて新規感染者が増えるのは容易に予測できること。そんな事態に陥っても病床に余裕はあるというのなら分かるが、どうも現実味の感じられないコメントである。
それはそれとして。
やっと減ってきたというのに、今のような高止まりではいつまで経っても気が抜けない。コロナ慣れしてしまって「私は罹らない」と思い始めている人が多くなったのか、それとも「罹っても軽くすむから」と信じ込んでいるからなのか。ひょっとすると、いまだに「予防なんてカッコ悪い」と思っている人だっているかもしれない。
いずれにしても、コロナ・ウイルスに「さあ、どうぞ」と言っているようなものである。
こんな高止まりの時期だからこそ「行政が出来るのは大枠を決めて実行することだけ。実際は個々人の行動次第」という大原則を思い出すことが必要だろう。
政府は4回目のワクチン接種を前向きに準備し始めたようだが、おそらく接種率は3回目より減ってしまうだろう。そうなれば「盾なし」でウイルスと対峙することになる。そんな状況になった時、一番怖いのは感染者の上積みが始まること。そんな事態に陥らないためにも、今のうちに感染者を減らしておく必要があるのだ。
コロナ禍は終わっていない。いずれ第七波は来るなどと達観している場合ではない。残念だが、これまでどおりガードを下げずに過ごすしかテはない。
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［season12/0329/25：10］
『春分』‥春の彼岸。この節気を境に陽光の降り注ぐ時間が増えていく
photograph：SUNRISE hits tokyo sky tree
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