∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 案の定、増加中 ≡≡

新規感染者が増加している今
もっとも危惧すべきは医療ひっ迫

 連休明け直前から新型コロナ新規感染者が増え続けている。制限のない長期休暇の後だから当然と言えば当然だが、私は、その増え方に明らかな地域差が出てきたのではと感じている。

 沖縄県では、今日も2000人以上の新規感染者が出ている。また高知県では、人数は少ないものの、過去最多を更新する日が何日か出るようになっている。
 安直かもしれないが、沖縄県の増加理由はゴールデンウイーク期間に観光客が押し寄せたためと推察出来る。一方で、高知県は高齢者施設や院内感染などのクラスター感染と友人同士の会食が原因だと伝えられている。
 症状が軽微あるいは無症状の人が押し寄せれば、数日以内に県内の感染者が増えるのは当然である。また、密にならざるを得ない環境で増えてしまうのもやむを得ないことだろう。

 ごく近い将来には「感染すればいつでもどこでも治療薬が投与される」時が来るだろう。しかし今はまだそこまでには至っていない。まだコロナ禍が始まって以来の予防優先の体制は続いているのだ。

 治療薬投与の新体制が整うまで気をつけるべきは、感染者の増加よりも、医療ひっ迫かもしれない。現在の沖縄県高知県の医療体制は整っているのだろうか。そもそも首都圏と比べて人口の少ない両県には、それに合わせた医療施設しか存在しないはず。つまり、感染者が増え続ければ医療ひっ迫に陥ることは目に見えているわけだ。

 我々は、社会全体で考えると、感染症の本当の恐ろしさは医療ひっ迫だということを学習してきたはずだ。
 医療がひっ迫しさえしなければ感染即入院も可能だが、そうでないと自宅や宿泊施設での療養や隔離ということになるのだが、この仕組みほど罹患した人の不安感を増すものはない。特に感染者の増加によって混乱が起こってしまった時は「見捨てられる」のではという不安まで抱くようになるということも知っている。
だが現実は“増加”である。

 あんな不安に苛まれるような状況にはもう戻りたくない。活発な社会活動や経済活動が送れるようになりたいのだ。
 繰り返すようだが、コロナと共存出来る社会基盤が整うまでは、予防・予防・予防。それしかないのかもしれない。
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[season12/0510/24:50]
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photograph:ueno park, taito city
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