まだ早いと分かっていながら
3年ぶりに神輿の渡御が斎行される
三社祭のリサーチに行ってきました
薫風がそよぎ、透明感のある陽の光が降り注ぐ。今日は立夏の時季ならではの素晴らしい天気の、まさに“カラッと、サラッと”の一日でした。
いいですねえ、こういう日。この時季はこうでないとね。
心地よさに釣られ、やるべきことを後回しにして、浅草寺にお参りに行ってきました。正直に言うと、三社祭を目前に控えた浅草周辺がどんな雰囲気になっているか興味があったんです。
今年は、コロナ禍の影響で神事だけを斎行される年が続いていた三社祭にやっと神輿の渡御が戻ってきます。
5月20日から神社内で神事が始まり、5月21日は氏子44町会の神輿が三社神社に連合渡御が斎行されます。
そして22日の日曜日は祭のメインイベントの三基の宮神輿が3方向に分かれて練り歩く本社神輿の渡御が斎行されます。朝6時30分からいわゆる宮出しが始まり、(予定では)夕方の宮入りまで三基の神輿が各町会の担ぎ手に担がれながら浅草全域を練り歩くわけです。
浅草に神輿が戻ってくるのは3年ぶりのこと。担ぎ手はもちろんのこと、役員や警備まで全員に「不織布+神社指定の布マスクというダブルマスク・直前のPCR検査・ワクチン3回接種・検温・消毒」が義務付けられているため、例年同様とはいかないようですが、それでも地元の氏子衆は“燃えて”いるはずと想像してのリサーチでした。
さすがに2週間前なので、街に目立った動きは見つけられませんでした。確認できたのは、この祭を担当する警視庁蔵前署の広報車が下見をしている場面だけ。氏子衆はきっと1週間くらい前から“燃え始める”のでしょう。
コロナ禍が続く中、やっと下町に祭が戻ってきます。待ちに待った時がやって来るのです。隅田川の花火大会のように今年も中止が決定した年中行事も多いようですが、祭だけでも戻ってきてくれれば、下町に活気が戻ってくることは確実です。
今年は東京下町に夏が戻ってきます。
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[season12/0511/25:00]
『立夏』‥風薫り、夏の気配を感じ始める頃。菖蒲の節句。そら豆
photograph:ueno park, taito city
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