∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ ノーマスク待望論 ≡≡

今はまだ
新時代に向けた胎動の時と
理解しておこう

 ノーマスク待望論が急拡大している。感染予防と経済再生の共存。3年ぶりに行動制限のないゴールデンウイーク。目の前に迫った蒸し暑い夏。誰もがそろそろ具体的にウィズコロナに入っていける時期が来たのではと思うのは当然である。

 岸田総理は終始今すぐの緩和には否定的な立場を表明している。しかし「今」という言葉が付いているところをみると、要は時期を見定めているということなんだろう。
 一方で、都知事は「国で統一した見解を出してほしい」と言い、島根県知事は
「インフルエンザや風邪とは違うという証拠が沖縄の実態」と、ノーマスクに関しては極めて否定的だ。

 政府にしろ自治体にしろ意思統一が遅れるのはいつものこと。シビレを切らして“同調圧力による自己判断”を下した国民を後追いしてくるのが常である。
 感染症の専門家の意見をまとめて医学的な見地に立つことよりも、世論の動向を重視するのも政治家のクセである。
 どのタイミングで緩和するかなどの具体的な指針を示すことなど滅相もないないことと考えているはずだ。

 百歩譲って、今の状態を好意的に捉えると「ウィズコロナ新時代に向けた胎動の時」ということになるのかもしれない。

 おそらく、もう少し時間が経つと「もういいよ」と見切り発車する人と「まだ早い。罹りたくない」と慎重に徹する人が共存することになるだろうが、それでもいいではないか。
 ある意味、新規感染者の増加に比べて、思ったほど経済再生が進まなかったという最悪な状態に陥るかどうかは大きな賭けである。慎重になるのも理解できるが、拙速な判断だけは避けてほしいものである。

 ちなみに私は、連休明けの新規感染者増加が収まった頃を見計らって「人とすれ違わない場所ではマスクを外し、人影が見えたらマスクをする」を個人的な基準にしようと思っている。
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[season12/0513/24:50]
立夏』‥風薫り、夏の気配を感じ始める頃。菖蒲の節句。そら豆
photograph:ueno park, taito city
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