∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ いよいよ梅雨本番へ ≡≡

『梅雨』とはよく言ったもの

 早摘みの青梅と氷砂糖、そして焼酎など好みのアルコールで梅酒を作る。アルコールを受け付けない私には無縁の世界だが、好きな人にとっては梅雨時分の楽しみのひとつだろう。
 ちなみに梅干し作り用は実が熟れて赤くなった頃が収穫期。あと2~3週間先のことになるはずだ。

 季節の移ろいを細かく表す七十二候では、今日からの5日間は「梅子黄(うめのみきばむ)」と言われる芒種の末候。七十二候のなかでも、これほど季節感と名称が合っている時季も珍しい。梅の雨とはよく言ったものと感心してしまう。

 ところで、天気予報では沖縄地方がそろそろ梅雨明けを迎えそうだと伝えていた。沖縄が梅雨明けすると、いよいよ九州や本州が梅雨本番を迎える。今年こそ大雨による被害が最小限で収まればいいのだが。こればかりは、文字通り天気次第。少なくとも人災だけは避けたいものだ。
 とはいっても、この時期に降る雨は秋に収穫を迎える米にとっては成長を促す大切な要素。もちろん夏から秋に掛けて咲き誇るはずの植物にとっても同様だ。雨が続くとうんざりしてしまうと邪険に扱うのも考えものだ。

 せっかくの季節だから“雨と友だちになる”くらいの気概を持っていたい、のだが…。
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[season12/0616/24:30]
芒種』‥古くは田植えが始まる頃。梅雨空の下で紫陽花や花菖蒲が咲く
末候‥梅子黄(うめのみきばむ):梅雨本番。梅酒を仕込む頃
photograph:SHINOBAZU POND:ueno, taito city
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