∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ とうとう第七波 ≡≡

経済復興と酷暑が生んだ感染拡大。
これから日本はどう進むのか

 7月5日。東京都の新型コロナ新規感染者数は5302人にのぼった。4月28日以来の5000人超えだという。全国的に見ても3万6189人の方の感染が確認されている。

 感染者が落ち着いてきたのを見極めて経済復興にシフトを切ってから約2カ月。街は徐々に活気を取り戻し、これなら浮上できると安堵してきた。
 また、異常な酷暑が続いたこともあって、マスクを外したり、口だけマスクで動き回る時間も増えてきた。

 だが、コロナ禍はそんなに甘くなかった。

 今のところ、病床使用率や重症者数が急増している気配はない。しかし、新規感染者数の増加だけで判断すると、日本は感染者数の増大と医療ひっ迫を抑えることに注力を注ぐか、それとも経済の安定化と自由度の高い市民生活を取るかの瀬戸際に立っているような気がする。

「8月になると1日の新規感染者数が1万人を超えるだろう」と予測する専門家もいる。すでに第七波が押し寄せているという声もある。万一そうだとしたら、我々はどう対処すればいいのだろう。
「暑さの中でもマスクを外さず、黙食に心掛け、人とは距離を保ち、常に消毒を怠らず」という生活に戻るには高い危機感と相当な決心がいるような気がする。かといって、警戒を怠るわけにはいかないこともよく知っている。

 コロナ禍と経済活動について、これまで日本は曖昧な指針しか持たずにやってきたが、そろそろ「感染者数が増えても経済活動を重視する」という決断を全員で認知する時が来たのだろうか。それとも、その場しのぎの対策でしのぐことになるのだろうか。

 これから主流になろうとしているオミクロン株のBA.5はこれまで以上に免疫をすり抜ける力が強いと言われている。つまり、新規感染者数の増加は避けられないわけだ。そんな“敵”とどう向き合えばいいのだろう。

 重大な決定を下さなければいけない局面がすぐそこまで来ている。
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[season12/0705/24:30]
夏至』‥一年で一番昼が長い時季。太陽のエネルギーが満ちる頃
photograph:SOUJI-JI/tsurumi, yokohama city
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