∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 追求は最低3年続けるべし ≡≡

悪行は露わにすべし

 旧統一教会と政界のズブズブな関係が少しずつ露わになってきた。

 状況の変遷を整理しておこう。
 安倍元総理が選挙運動中に襲撃され亡くなった。
 その犯人は旧統一教会に異常な恨みを持つ人間だった。
 当初、犯人と旧統一教会との関係は奈良県警から逐一発表されていたが、ある日、自民党の女性国会議員が国益を損なうとして警察庁長官に要請した。
 一方、当初から追求していた弁護士集団とその活動を支持していた一部のジャーナリストたちは旧統一教会系の団体によって献金地獄に追い込まれてしまった“信者という名の被害者”の実情を我々に知らせていた。
 そしてここ数日は、政界とのつながりに軸足を移して報道するようになってきた。今のところ、自民党との関係についてが焦点になっているが、早晩、自民党から鞍替えした野党勢力とのつながりも露わになってくるだろう。
 この状況に、矢面に立たされた自民党議員たちはお得意の「関係なし」「単なる支持」などと説明していたが、その多くがメディアからホームページやSNSの動画などを突きつけられて論破されている。
 その動きを確認した野党勢力は、自らの議員も含めて追求し始めた。
 状況の推移を大雑把に振り返るとこんなところだろう。

 堰を切ったように出てくる情報と対峙することになって当該の議員たちは、不快に思いつつも、戦々恐々としていることだろう。
 一方で、野党勢力はここぞとばかりに追求を進めて行きそうだ。日本の野党にありがちな「いつ情緒的な暴露に変わってしまうか分からない」という不安定さは否めないが、それでもある程度は、国民に響く調査結果が出てくるだろう。

 今、私は、野党にせよメディアにせよ、腰を据えて掘り下げてほしいと願っている。ひとつの目安は次の国政選挙が行われるまでの3年間だ。ただし、現政権が強行解散に打って出て、問題の幕引きを図れば期間はグッと短くなるが。
 とにかく調査と追求を続けていけば、悪行の浄化につながることはもとより、日本人の政治感まで変化させる可能性だって出てくる。逆に曖昧に済ませてしまえば、日本の政治を支えているのは誰かまでベールに包まれてしまうわけだ。

 毅然としているようで実は風見鶏のメディアと、へっぴり腰で核心を突くことが苦手な野党にそれが出来るのか、じっくりと拝見させてもらおう。
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[season12/0725/25:20]
大暑』‥暑さのピーク。夏休み。熱中症。暑中見舞い。土用の丑
photograph:FOUNTAIN / ueno park, taito city
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