明日の夜は豪雨になるとか
ニュースでは接近中の台風8号が繰り返し伝えられている。
ひと昔前の台風情報と言えば、現在の位置・気圧・規模などに限られ、進路予想も大まかだったが、ここ数年は数時間後の雨雲や雨量・風力・風向といった予測情報を主体にしたものに様変わりした。以前と比べれば「至れり尽くせり」である。
私が子供だった頃、天気予報は直近の状況を伝えるのが精いっぱいで、予測出来ることは限られていた。いわば天気概況だったわけだ。
それに比べると海や山で働く人々の予想は命と生活が掛かっているだけに確実に“当たる”と言われていた。
たとえば「山に雲が掛かれば雨になる」とか「小さな三角波が立ってきたら嵐が来る」といった具合である。いわゆる“観天望気”である。
ちなみに、私もその一員だった子供たちは愛用のビーチサンダル（私より上の世代は下駄だった）を蹴って、底を下にした正しい着地なら晴れ、ひっくり返れば雨、横向きなら曇になると信じていた。蓄積してきたデータが少なク、解析するスベを持っていなかったということもあるだろうが、要は天気に鷹揚だったわけだ。おかげで情けない目に会ったこともしばしばだったが。
それがいまや、進路どころか地域別の通過時刻や線状降水帯の発生予測まで出るようになった。
天気予報によると、東海地方では線状降水帯が発生する可能性が大きいようだが、東京は夜遅くに豪雨になるが線状降水帯の恐れはないらしい。
ということなので、明日の夜はウロチョロせずに家で静かに過ごしたほうがよさそうだ。
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［season12/0812/25：20］
『立秋』‥夏真っ盛りに気付く秋の予感。残暑見舞い。虫の音。秋雲。
photograph：STRANGE TREE/souji-ji, tsurumi, yokohama city
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