もうすぐ二百十日
秋晴れの日々はどこへ
昨日、今日と涼しい日が続いています。真夏の暑さで落ちていた体力が回復してくれそうで、ちょっとだけホッとしています。
夏が大好きな私でも今年の夏には参りました。気力は充分だけど、体力は落ち気味。出掛けるときにエイヤッと気合を入れないとドアを開ける気にならないなんて。こんな夏はあまり経験したことはなかったと思います。
気温は下がりましたが、透き通るような青さが心地よい秋晴れらしい陽射しにはまだ出会っていません。薄雲が掛かったような陽射しが精いっぱいです。
秋雨前線が退いてくれたと思っていたら、今度は台風が接近中だとか。沖縄方面に進行中のようですが、週末頃にはそれに刺激された前線がいたずらをし始める可能性があるようです。
『二百十日』。今では、聞いたことはあるけれど具体的には分からないという言葉になりましたが、節分やお彼岸などと同じ雑節のひとつです。
立春から数えて210日経った頃は「野分が吹き荒れ、収穫目前の作物を痛めつける」と言われてきた雑節です。つまり、古くからこの時期には台風（野分）がやってきていたのを証明してくれる言葉というわけです。
今年の二百十日は9月1日。ちょうど関東地方に台風由来の豪雨が予想されている日です。秋晴れが待ち遠しい身にとっては外れてほしい天気予報ですが、どうなることやら。なにしろ古くからの“年中行事”ですからね。
マッ、秋晴れとの出会いは、二百十日後に訪れるはずの「台風一過の頃」と考えておけば間違いはないでしょう。それまではガマンガマンです。
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［season12/0829/25：20］
『処暑』‥酷暑が峠を越す頃。二百十日。台風シーズン到来。
photograph：matsuchiyama-shoden, taito city
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