∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

≡≡ 自転車「赤切符」 ≡≡

対応可能かどうか疑問は残るが、
大枠では異議なし

 長く務めた出版社を退職する前の5年間ほど、私は自転車通勤していました。通勤経路の一部には内堀通り皇居前も含まれていましたが、実はこの長い直線路は40~50キロのスピードで走れる“自転車天国”だったのです。
(※当時から自転車の最高速度は30キロと定められていました)
 当時、私は自転車の運転に自惚れにも似た自信を持っていましたが、退職後しばらくしたある時「この走り方ではいつか人身事故を起こす」と気付き、高速で走れる自転車に乗るのをスッパリと辞めました。
 とはいっても自転車の便利さは捨てがたいものです。そこで行き着いたのが、いわゆるママチャリでした。もちろん電動アシストではありません。
 スピードを出すと事故の確率が上がると思い“歩くよりも少し早い”程度に抑えるようにしています。ちなみに、傘を差しながらとか、スマホ片手に走らせるなんて高等技術は持ち合わせていません。
 つまり、私は“年寄り走り”に徹しているオッサンに変身したんです。

 そんなオッサンが今の自転車事情で感じているのが「スピードの出し過ぎ・信号無視・小さな交差点を左右確認せずに突っ切る・歩道走行時の無理な追い越し・車道走行時の後方不注意・歩道と車道を行ったり来たりする・車道の真ん中を走る・二段階右折をしない・逆走・飲酒走行」などなど、数え上げるとキリがありません。
 法令では自転車も軽車両の一種ですが、気楽に乗れる自転車ならではの性格も見逃せません。ですが、人身事故を起こす可能性のある走り方は非難されてしかるべきものです。ちなみに、対物を伴わない自損事故は……どうぞご自由に、です。

 今回、警視庁が自転車による交通違反を厳しく取り締まり、悪質なものには自動車ではおなじみの「赤切符」を切ることにしたとか。

 大賛成です。とにかく事故が減ればいいんです。限られた人数の警察官でどこまでカバー出来るのか疑問ですが可能な限り厳しく取り締まってください。
 警察に出頭するのが義務付けられる「赤切符」となると厄介ですよ。場合によっては損害賠償義務も発生します。

 自転車も原付自転車と同様の軽車両です。自転車が何でも許される乗り物だという時代は終わりました。
__________________________
[season12/1021/26:10]
寒露』‥冷気が漂い、草木に冷たい露が降りる頃。冬鳥の第一陣。
photograph:AIRFLIGHT by SKYMARK AIRLINES:HND to UKB
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄