もう来たのか、冬の風物詩
とうとう今年も、腰の辺りが痒くなる季節がやってきました。聞くところによると、冬ならではの肌の乾燥や痒みも、手が先、全身同時というように十人十色のようですが、私の場合は腰が最初に痒くなります。手の甲や顔が悲惨な状況になるのは寒さが本格化してから。最後は粉を吹いたように皮膚がこそげ落とされていきます。
ヒビや痒みの天敵は乾燥と冷気と言われています。でも私の場合は、毎年、服でカバーされている腰が一番先に痒くなるんです。ちなみに、いわゆる帯状疱疹ではありませんのでご安心を。ただひたすら痒いんです。
なにより厄介なのはスキンクリームのような“うるおい系”では痒みは収まらないことですが、古いタイプのオッサンに痒み止めと保湿クリームを使い分けるようなワザが備わっているわけはありません。いきおい、痒いままでひと冬を過ごすことになるわけです。冬が終わる頃になると腰の辺りが傷だらけになっているはずです。
冬の風物詩とはいえ、痒みは気持ちが滅入る原因の最上位。神経痛や五十肩はしようがないと諦めもつきますが、どうもコイツだけは……。マッ、なんとか折り合いをつけるように頑張ります。
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[season13┃12 NOV. 2022 25:30]
『立冬』‥冬が始まる。木枯らしが吹き雪の便りが届く。椿咲く頃。
SUNSET:Doukanyama ave., Nishi-Nippori, Arakawa city
Photographed on 30 OCT. 2022