∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

「何も浮かばなかった日」と「大阪のおばちゃん」の関係

◇今、僕は悩んでいる。
 書きたいことはいくつもあるのに、何故か書けない。なかには壮大な命題で思考を整理するだけでかなりの時間を必要としそうなテーマもある。逆に日常生活の断片からつながっていく「何か」もいくつかある。
 でも、今日はまとまらない。参った。
◇何も感じなかった日なんてあるわけがないのに、いつもと違って思案のアリ地獄に入りこんでしまったようだ。……コンピュータの横に置いてあるキャンディを舐めたり、バリバリかみ砕いたりしながら。
◇そういえば「大阪のおばちゃん」と総称されている人たちがいる。ヒョウ柄の服、好奇心旺盛、ワイワイと賑やかという女性たちである。
 彼女たちは初対面の人であっても、隣に座ったとか、少しでも話をしたとかという理由で「あめちゃん食べる?」と親しみを込めて庶民派のキャンディをくれるという。本当だろうか。
◇僕は、神戸で生まれ育ったが、大阪のことはほとんど知らない。行く必要もなかったし、知人もいない。
 ということで、僕は「あめちゃん食べる?」という言葉は聞いたことがない。それ以上に「大阪のおばちゃん」と言われる人種と話したこともないのだ。
◇しかし、その都市伝説的な説が本当だとしたら(心の中では、本当だと信じているのだが)大阪の女性ほど、自分に正直に生きている人たちはいないのではないだろうか。
 しかも、人を信じることや、食べ物がコミュニケーションのファーストステップになることを知っている素晴らしき人たちなんだと思う。
 ただ、お付き合いは出来るだけ避けたいとも感じている。どうも、やみくもに騒々しそうだし、変なダジャレなど言ったら、それこそ一生からかわれそうな気がするのだ。
◇それはさておき。このコメントを書いている間にもキャンディは、次々と僕の口の中に入っていく。正直なところ、この一時間ほどで、10粒以上食べてしまった。
 大阪のおばちゃんのことなど考える前に、自分の健康のことを考えた方がよさそうだ。
 それは、すなわち、コメント用のアンテナ感度を高めたり、壮大な命題を早急に整理することにつながるのだろう。分かってはいるのだが、そうはいかない。それが僕の僕らしいところかもしれない。
◇そろそろ、キャンディに手を伸ばすのを止めなければ。もしここにアリでもいれば、甘みでベタベタしている口の中に飛び込んできそうだ。
 どんなに好きでも、ものには限度というものがあるはず。そろそろ節制の時間。歯を磨いて寝ることにしよう。
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