∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

早く寝ないと……

【明日の予定】 明日の午前中、僕にとっては初めての世界と対面することになっています。それも仕事の世界。僕はこれまでずっとモノ作りや情報発信の現場でうごめいてきた人間ですが、今回、お話しをいただいたのは全く違う業種で、何が出来るのだろうという…

下町の定食屋さん

【京成町屋駅徒歩1分】 町屋というと、東京の下町の中でも“超”が付きそうなくらいの下町です。台東区や墨田区のように広い道路が碁盤の目のように作られている街とは違い、狭い道が斜めに入り組み、慣れないと迷ってしまい、同じ道をグルグル回り続けてしま…

変化の兆し

【アレッ、おかしいぞ】 この人、何かあったのかな。何か変化がありそうだけど。 ムッ、何か動き始めたぞ。何が起こるんだ。 こんな第六感的なイメージを描いた事ってありませんか。実は僕、昔からそんな想いを描くことがあったんです。自分が思いつめて「一…

今日は“グダー”の日

【グダーの一日】 蒸し暑かったからでしょうか。雨に降られたからでしょうか。それとも、刺激の少ない日だったからでしょうか。 決して「身体の調子が悪い」とは言いたくないのです。 でも、正直に言うと、このところ「体調悪し」「気分バッド」なんです。か…

暑中見舞い

【手紙を書こう】 メールやSNS、ブログ・コメント……。 誰かと連絡を取りたい時の「通信手段」が格段に発達した今、さすがに個人的な手紙を書こうという方は減ったのではないでしょうか。 もうかなり前になりますが、なぜか秋になると、女性誌を中心に「手…

テレビの役割

【地上波デジタル】 先日、テレビ放送は完全地デジ化しました。2日前のブログではそのことを書いたのですが……。 その後、ツイッターなどを見ていると「テレビとの決別の日」とか「テレビを消して本を読もう」という書き込みがいくつかあることに気がつきま…

『ぴあ』休刊

【最終号】 あの『ぴあ(首都圏版)』が、先日発行された号で休刊することになりました。時代が変わり、情報はインターネットで、というファンが増えたのでしょう。残念ですが、これも雑誌の宿命。またひとつ「古き佳き時代に乾杯」と言わなければいけない雑…

地デジの日

【2011年7月24日12:00】 「今日、正午にテレビはアナログ放送に終止符を打ってデジタル放送に変換した」 かしこまって言うと、こういうことになるのでしょうが、正直なところ、さほどの感慨もありませんでした。 完全移行する瞬間を見ようと、イベント好き…

江戸伝統工芸**職人気質**

【伝統工芸と僕】 このところ、20日間で18回、東京の下町に息づいている伝統工芸とその職人さんのことを僕なりに書きなぐってきました。 自分でも、乱暴なまとめ方だなと思っていたのですが、大雑把でもいいから一度、自分の中で「まとめ」をしておこうと思…

江戸伝統工芸**浮世絵(その3)**

【根津神社】 五代将軍徳川綱吉、六代将軍徳川家宣の氏神であり山王神社、神田神社とともに江戸の3大神社として栄えた根津神社は東京メトロ千代田線の根津駅から数分のところにある。 夏目漱石や森鴎外の旧居宅も近く、文学作品にも数多く登場していること…

江戸伝統工芸**浮世絵(その2)**

【スポルディング・コレクション】 1921年、ボストン美術館に6500枚以上の浮世絵が寄贈された。スポーツメーカーとして有名なスポルディングの創始者でもあるウィリアム・スチュアートとジョン・テイラー・スポルディング兄弟が日本で収集したコレクションで…

江戸伝統工芸**浮世絵(その1)**

【台風接近】 今日、日本列島は台風の影響で暴風雨が各地を襲っている。進路が変わったようなので微妙になってはきたものの、明日の午後までは東京も要注意。特に豪雨には警戒したほうがよさそうである。 と言いながら、実は今日、僕は急な土砂降りの中を歩…

江戸伝統工芸**銀工芸**

【銀のスプーン】 貴族と市民という階級意識が根付いている英国には「銀のスプーンをくわえて生まれてきた子供」という持って生まれたクラスを表現する言葉がある。その言葉が貴族という階級のないアメリカに渡り、子供が誕生した時にはお祝いに小さな銀のス…

祝。なでしこジャパン

※伝統工芸から離れて※ 【2011年7月18日】 サッカーのことを知らない僕ですが……。正直なところ、テレビのスポーツニュース以外、今のサッカー・トレンドのことを知ろうとも思っていません。でも、今日の早朝の「女子サッカー・ワールドカップ決勝戦」は、後…

仕事へのプライド

【職人のプライド】 伝統工芸の職人さんにお会いする時、皆さん、ふたつの顔をお持ちのように感じています。ひとつは仕事から離れたプライベートな時。こんな時はどなたも「素敵なオジサン」だったり、「楽しいオバサン」だったり。皆さん、謙虚で楽しくて、…

復権する価値観

【僕の周りから聞こえる声】 僕の周りからこんな声が聞こえてきます。 「着物文化は昭和30年代に終わったわ」。「グラスといえばバカラでしょ」。「グリーンカーテンが流行」。「ファスト家具がおしゃれよね」。「漆ってかぶれるんでしょ」。「エレガントな…

江戸伝統工芸**江戸押絵羽子板**

【年末の浅草寺】 熱中症の心配が尽きないこの季節に年末行事を取り上げるのには多少、抵抗があるのだが……。 毎年12月17日から19日、浅草の浅草寺は『羽子板市』で賑わう。浅草寺で「納めの観音ご縁日」とされているのがこの『羽子板市』である。一年最後の…

江戸伝統工芸**組紐**

【仏教伝来】 西暦538年に仏教が日本に伝来した。この頃から日本が新たに大きく動き始め、100年後の645年には大化の改新があり、聖徳太子による政治が行われるようになった。 仏教が日本にもたらされたというが、同時に政治、思想、文化、技術など社会を動か…

江戸伝統工芸**木箸**

【太宰治『斜陽』】 太宰治の『斜陽』の冒頭に≪「おむすびが、どうしておいしいのだか、知っていますか。あれはね、人間の指で握りしめて作るからですよ」とおっしゃった事もある。≫という一文がある。 前後の脈絡もなく引用したが、実はこの一文に手ワザの…

江戸伝統工芸**伊勢型紙**

【縁の下の力持ち】 表に出ることなく下支えをする人。アナザー・ヒーロー。名参謀。「縁の下の力持ち」という言葉にはいろいろな意味や言い方がある。どんな事を成し遂げようとしても、たったひとりで成し遂げられることは極めて少ない。必ず、その出来栄え…

江戸伝統工芸**江戸手描提灯**

【祭と提灯】 浅草、鳥越、深川……。下町といえば祭。祭といえば提灯。それほどなくてはならない関係にあるのが提灯だ。 1000年以上前から「照明器具」として利用されていたという文献も残っているようだが、今のように提灯が庶民の間で利用されるようになっ…

伝統工芸ってなんだ

【市井のアーチストたち】 このところ、思いつくまま「江戸の伝統工芸の今」を見つめ直しています。 作っているところを想像すると「どうしてこんなに素晴らしいものが出来るんだろう」なんて思ってしまうことばかりです。 それなのに、そんな見事な作品を作…

七夕と“星に願いを”の関係

※江戸伝統工芸から一日だけ離れて※ 【今年の七夕は曇りでした】 7月7日は一年に一度の出会いの日『七夕』でした。 この日ほど歴史のある「出会いの日」はほかにないはず。なにしろ「願い事」付きの日なんですから。きっと平安時代の陰陽師だって「出会い」…

江戸伝統工芸**江戸指物**

【家具職人】 ひと口に家具と言っても、机や椅子などの「足もの」、箪笥や化粧台や乱れ箱などの「箱もの」、ふすまや障子などの「建具」といったように種類によって区分けされている。名前が違うくらいである、それを得意とする職人も違っていて当然だ。大工…

江戸伝統工芸**江戸すだれ**

【七夕、そして小暑】 今日、7月7日は七夕。そして二四節季の「小暑」でもある。暑さが徐々に本格的になる頃で、梅雨明けの時期でもある。 夏の暑さが本格的になってくると、何事にも涼しい工夫を凝らしたくなる。特に今年は“節電”の年。エアコンは控えめ…

江戸伝統工芸**べっ甲細工**

【下町の工房】 工房と言っても大きな建物があるわけではない。立ち並ぶ民家のうち一軒が工房兼店舗、いわば江戸時代に「見世」と呼ばれていた作りがそのまま生きているのが江戸伝統工芸の工房の特徴。 特に、東京の谷中、千駄木、浅草、太平、横綱、東尾久…

江戸伝統工芸**江戸小紋**

【隅田川と荒川】 東京都の台東区と墨田区の間には隅田川が、墨田区や荒川区と葛飾区の間には荒川がそれぞれ流れている。また、墨田区と江東区には元は隅田川の支流だったものが運河として整備されている。 江戸小紋は、葛飾区の小岩や墨田区の八広に重要な…

江戸工芸

【地域と伝統工芸】 切子、小紋、鼈甲細工、すだれ、指物、提灯、印伝、木箸、手ぬぐい……。 江戸期から続く工芸品の中には商品名の前に「江戸」とつくものがいくつかある。たとえば江戸切子、江戸小紋といったような塩梅である。 これらは、もともと他の地方…

スカイツリー・押上・本所吾妻橋(その3)=街の発展

【押上にて】 数年前まで、押上や本所吾妻橋、曳舟は、都心に隣接していながら発展が停滞していた。 この地域、江戸時代は大名の下屋敷や別宅、娼宅、文化人の庵などが点在していた。あの赤穂浪士の吉良上野介の別邸はその代表格かもしれない。また両国には…

スカイツリー・押上・本所吾妻橋(その2)

【押上駅】 2003年3月に東武鉄道伊勢崎線と東京メトロ半蔵門線が直通運転を開始した。これによって、東京急行電鉄田園都市線・中央林間〜半蔵門線・渋谷経由〜東武鉄道伊勢崎線・久喜/南栗橋間が直通化した。 この接続駅になったのが押上駅である。 また同…