∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

どうしても行きたい旅行

数年前、会社勤務という制約が解けた時、ひとつの旅行をプランニングした。結局は行けなかったのだが、今でもその夢は諦めていない。 僕にとっては記念すべき大旅行なのだが、すでに多くの人が楽しんでいる旅行なので、秘境探検のような大それたものではない…

東京の地下鉄

今日、東京メトロのターミナル駅で海外からの観光客とひと目で分かるご夫婦に出会った。大きな駅と言っても表参道のようなインフォメーションがない駅の事、彼らは途方に暮れながらも真剣に、路線図と地図を頼りにどの路線に乗ればいいのか探していた。 僕も…

寒さの中の明るい陽射し

太陽の光の角度が日に日に高くなってきた。それに連れて明るく強くクリアな陽の光が降り注ぎ始め、すべてのモノの色がくっきりと見えてくる。それなのに、相変わらず寒い。歩いていても足元から寒気が身体の中に沁み込んでくるようだ。 まるで、全好調の冬と…

ご飯、大盛りで

50代男性。この数年で10kgほど減量したため肥満の傾向もない。糖尿病などの持病もない。自転車なら数時間走りまわれる。睡眠時間は5〜6時間。遅刻しそうでない限り、朝ごはんは必ず食べるが、昼ごはんは少なめ。これが僕である。 そんな僕、御茶ノ水や早稲…

パントンカラー

ソフトバンクの「PANTONE3」というシリーズは、イエロー、グリーンなどビビッドカラーが10色ラインナップされたワンセグ対応のケータイだが、この「PANTONE」という名前が、もともと色見本の名前だということを知って驚いた人がいた。 確かに色見本と無縁な…

ブランド好きですね

とある喫茶店で。「あの人ってブランド好きなのよ」という言葉が聞こえてきた。褒め言葉ではないようだ。よく聞いていると、見栄っ張りで無駄遣いの多い浪費家というような意味のようである。 ここで使われていた「ブランド」という言葉は、世界的に有名、高…

渡り鳥と不忍池

浮世絵の題材や落語の舞台にもなった上野の不忍池は東京23区の中で最も大きな池で、あのアメ横まで歩いて5分という大都会の中の自然エリアである。ちなみに池の一部は上野動物園の敷地内に取り込まれている。 もともとは広大な寛永寺の敷地の中に琵琶湖に似…

寝坊した朝

いかん、遅刻だ。 冬は寒く、明るくなるのも遅い。だから、目覚まし時計を切って二度寝をしてしまうことがある。と、理由付けをしてみたものの、要は寝坊である。 正直な所、今日、僕は寝坊してあやうく遅刻しそうになった。朝ごはんを着替えながらのコーヒ…

話変わって。本日、ホコ天再開

今日、2年数ヶ月前に起こった悲惨な事故のため中止されていた秋葉原の歩行者天国が再開された。 街の人たちだけでなく、警察も、事件の関係者も含めて再開、廃止など喧々諤々の論争があったなかでの再開である。ただし、パフォーマンスやチラシ配り、自転車…

2011年1月22日

あれから16年。祖母は数十日で他界した。犠牲者の中には入っていない。自然死という診断だったが、僕は97歳の祖母に地震が与えたダメージが大きすぎたのだと今でも信じている。そして、母も地震の後、数年で他界した。地震さえなければ、もう少し楽しく生き…

1995年1月23日

母とともに大きな荷物を持って新大阪に着く。 地震の影響などまったく無い都会のターミナルの中で、僕たちは廻りの人たちとの違いを肌で感じることになる。母は、埃まみれの神戸の街で一週間も風呂に入っていないし、僕は身体中にバッグをぶら下げてヨタヨタ…

1995年1月22日

地震から7日目。母を連れて横浜に住む妹の家に行くことになった。 大小合わせてバッグは6個。ひとつは母が持つことにしたが、あとの5個は僕が持つ。大きなフレームザックを担ぎ、巨大なダッフルバッグ2個を左右の袈裟懸けにし、小さめのダッフルバッグを…

1995年1月21日

地震の日から6日目。僕は、ルール違反を承知の上で寝かせてもらった小学校で朝を迎えた。大阪で買った駅弁は昨日中に食べてしまったので、やむを得ず、朝ごはんまでいただくことになった。塩分摂取制限があっても食べられる塩気も具もないおにぎりとカップ…

1995年1月20日

地震が神戸を襲ってから3日目、明日に掛けて大雨が降るという天気予報が出た。 地震の恐ろしさは知らなくても、水害の恐ろしさは身を持って体験してきた神戸の人間にとって大雨が降るという予報には敏感に反応する。すぐ母に「明日、仕事の調整をして、明後…

1995年1月17日5時46分

いつも通りの朝を迎えるはずだったのに。 朝6時過ぎに神戸で一人暮らしをしていた母から電話が掛かってきた。 「地震やー。家の中は全部グチャグチャやし、浜のほうは大火事みたいや。どないしょー。」 まだ覚めぬ頭のママ、テレビを点けてみるが、『神戸で…

広重と巴水、雪を描く

幸いにして都心部では降っていないが、全国的な大雪になっている。都心部でもグッと冷え込んでいるので、いつ降ってもおかしくない状況だ。 僕は寒さが苦手だが、雪となると話は別。視覚的なイメージもあるのだろうが、なぜか歩きたくなる。ある人は「犬みた…

オモニの味

ある方から大根のキムチをいただいた。大根といってもカクテギではない。薄い半円に切られた大根を唐辛子と塩、そしてハチミツとレモンで漬け込んだキムチである。ファースト・インプレッションは「爽やか」で、パリパリとした食感にレモンの酸味が効いた「…

20数年ぶりの同窓会と、その54時間後

16年前、東京近郊に住む高校時代の同級生が集まり、卒業後20数年経って初めて同学年、同地域の同窓会が開かれた。20〜30人ほど集まっただろうか。 若き日の顔も記憶から消えつつあったのに、集まって一目見るなり高校時代のことを思い出した。 もちろん、髪…

お風呂でリフレッシュ

今、風呂から上がってホカホカ気分でこの文章を書いている。湯船の中でボーとしていると、寒さで固まっていた身体がフワーとほぐれていき、リフレッシュしていくのが分かる。 春から冬の始まりまでシャワーしか使わない僕も、さすがにこの時期だけは温かい湯…

梅のつぼみ

冬真っ只中。街のあちこちで椿や山茶花(サザンカ)の花が咲いている。まだ東京では雪が降っていないが、雪の中に咲く椿の花は白い世界の中の真っ赤なアクセントのように見える。まるでワビサビの世界へ続く道しるべのようだ。 俳句の世界では椿は春の季語と…

サタデーイブニングポスト

古き佳きアメリカを知るには1950〜60年代の『サタデーイブニングポスト』を筆頭に『ニューヨーカー』や『グッドハウスキーピング』などの雑誌を見たり、テレビ放映されていた『パパはなんでも知っている』や『ルーシーショー』などのソープオペラを手にとっ…

受験シーズンもビジネスチャンス?

1月15日から始まる大学入試センター試験を皮切りに大学、高校、中学の受験シーズンが始まる。本人はもとより関係者の皆さん、寒さ厳しき中、ベスト・コンディションで臨まれ、これまでの努力が120%生かされますようにお祈りしています。 僕の甥っ子も今年…

紺色ってどんな色

世界各国のメンズウェアの中で最もベーシックで幅広く使われている「紺色」。レディスウェアや女子高生の制服にも多く使われていることはご存知のとおりである。 しかしこの色、国民性や発祥の違いによって、イギリス、フランス、イタリア、アメリカ、日本そ…

ゆず茶の季節

酒が飲めなくて、炭酸飲料もあまり飲まなくなった僕にとってコーヒーやお茶はとても重要な飲み物である。季節やその時の気分で紅茶になったり中国茶になったり、ときには昆布茶や桜茶も飲む。唯一苦手なのはハーブティなのだが、それはさておき。 冬になると…

七草粥の今日、寒中御見舞い申し上げます

寒い。とにかく寒い。大雪で身動きが取れなくなった道路や、停電が何日も続いてしまった集落など、ここ数日、寒さにまつわるニュースがテレビでオンエアされない日はなかった。なるほど「寒中」である。 寒中という言葉はよく使うが、その期間はと言われると…

冬の光。白い光。

デリケートで優しく、すべてをフワッと包みこんでしまう光、それが冬の光である。 太陽だって午後半ばを過ぎると真横から射してくる。だから、すべてのものに正面から光が当たるようになり、顔なら顎の下、家なら屋根の下というように夏なら影になってしまう…

年明けだから新年会やらねば

テレビニュースを見ていたら、今日1月5日、財界の新年祝賀パーティが行われ、その席上トップリーダーの考える2011年の経済と経営の方向性が取材されていた。僕にとっては遙か彼方の話のように思えなくもないが、それでも景気の方向性は気になる。お願いだ…

七福神巡り

15年ほどになるが、毎年1月4日は地元の「浅草名所(などころ)七福神巡り」を同じコースで廻ることにしている。歩くと時間が掛るので自転車で廻る。ちなみに、小雨が降ったのが一回、小雪が散らついたのが一回。ほかはすべて快晴だった。 さて、スタートは「…

絶対的おせち料理ってあるのか

ユダヤ教のコーシャー食材やイスラム教のハラル食材のように宗教の戒律に基づいた食材や食品を食べることと違い、日本の「おせち料理」は純粋に縁起もの食材を集め、一年の始まりに相応しく盛りつけたものである。 たとえば、黒豆=「まめに働く」や、数の子…

初夢はいつ見るもの

初夢は一富士二鷹三茄子。江戸時代の初夢で見たいものの順番はこうだった。今でもこの言葉を使う人もいないわけではないが、さすがに今の状況とは相容れない。お茶の水の版画などを扱っている古書店に行くと、稀にこの絵柄の版画を目にすることがある。かな…