∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

危機的な集中豪雨

【もし、東京で】


 山口県萩市島根県津和野市、石川県小松市……。中国、山陰、北陸地方を中心に「これまでに経験したことのない記録的な集中豪雨」が襲っています。しかも、今日も豪雨の恐れがあるとか。
 土曜日には東京にもゲリラ豪雨が襲いかかり、その影響で隅田川の花火大会は途中で中止になりました。


 この豪雨のニュースを見ていてゾッとするようなことを考えてしまいました。
 『もし、東京都心部をこのレベルの豪雨が襲ったらどうなるのだろう?』


 荒川が決壊した時に被害を受ける地域を示すハザードマップを見ると、山手線の内側はほとんどが浸水、都市機能が完全に崩壊されるものです。
 が、しかし。もし、あのマップを作るためのデータベースに都心部を集中豪雨が襲うというスペックが欠けているとしたら……。荒川が決壊する前に都心部を襲った集中豪雨で被害を受けることになったら……。降り始めて20〜30分以内に100ミリ以上の雨が降ったら……。


 地下街、地下フロア、地下道、地下駐車場……。いくら地下遊水地をいくつか確保しているとは言っても、地下を活用することが当然の東京のこと。一旦「記録的な豪雨」に襲われたらひとたまりもありません。
 しかも人口もずば抜けています。高齢者や障害者だって人数から言えばほかの地域と比べようがないほど生活しています。もちろん、「日本語が不自由な外国人」も多く住んでいます。
 都市機能の崩壊と人的被害の甚大さは、まさに想像を絶するものになるのは確実です。


 では、どうすればいいのか。この問いに応えられる東京人がどれだけいるでしょう。ハッキリ言って誰一人として理性的に落ち着いた行動を取れないのではないでしょうか。……そんな疑問がフツフツと湧いてきました。
 今こそ、都市生活者が生き延びるための防災キャンペーンが必要ではと真剣に考えるようになっています。


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