【湯島の白梅】
いい天気の日曜日でした。日中の気温もさほど低くもなく、あと少しで貼る本番といった気持ちにさせてくれました。
ヤボ用で御徒町に行くことになり、それならばと、用を済ませる前に不忍池経由で湯島天神に行ってみることに。
あんなにいた渡り鳥たちのほとんどが北の地に旅立った不忍池では、冬の間、鳥たちの棲み家になっていた蓮の枯れ枝が岸辺から約10メートル程度が刈り取られていました。例年どおりの作業。あと数週間で池の水面に枝を浸けんばかりに咲くはずの桜の花のためのステージも整って来ているようです。
そして、湯島天神へ。いつもどおり山門ではなく男坂の急な階段を登って境内へ。数件の屋台店を過ぎると梅の花が見えてきました。しかし、その下まで行くには参詣の人たちが。とにかく超満員でした。ちょうど受験前にお参りしたお礼参りの時期だからでしょう。ここに来ている若い人たちの多くは受験に受かったんだなと思いつつ、もともと狭いはずの境内を「半歩ずつ」進んでようやく梅園までたどり着きました。
湯島天神ならではの白梅を中心に、濃淡の紅梅、しだれ梅などどれも満開。まさに今日がピークといってもいいはずです。
これまた例年どおりですが、お茶席や出店、屋台店、音楽イベントなど盛りだくさんの境内では「静かな梅見」は到底望めないようなので、お参りも簡単に済ませて早々に退散してしまいました。梅も満開なら人出も満員。皆さん、白梅を愛でながら春の訪れを楽しんでいらっしゃるようでした。
行き交う人が皆さんが春の訪れを全身で受け止めているような、のどかな春の予感がする日曜日。素敵な一日を過ごせました。
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