∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

時代が変わる日

【市民対権力】


 ツイッターやウエブページで参加者を拡大し、今や「金曜日は首相官邸を取り囲む日」とまで言われるようになった『首都圏反原発連合』の代表者と野田首相が今日の午後、対話することになりました。彼らと首相を結びつけた管元首相も同席するのではと伝えられています。


 真摯な態度で反原発を訴え続けてきた「反原連」だからこそ実現した対話と言ってしまえばそれまでですが、実現すれば歴史的な対話になるのではないでしょうか。
 60年安保闘争に始まる従来の“抗議運動”や“反対闘争”と“権力機構”はひたすら対立するだけで、決して双方が納得できるものではないとされてきました。
 それが、なんと官邸で両者が対話することに。いわゆる“闘争”ではなく“願い”に近いものを穏やかに訴え続けてきたものだから、従来のケースとは違うという意見もありますが「市民対権力」のムーブメントがここまで「国民の主要な声」として認められるなんて、あの学生運動を遠目で見ていた僕にとっては信じられないほど時代の変化を感じてしまうのです。いわば「隔世の感あり」といったところ。
 しかもツイッターで呼びかけて参加者を増やしたり、連絡をしてきた運動であることや、対話がインターネットで同時中継されるということも時代の変化を感じさせます。


 対話ですぐに何かが変わることはないだろうし、両者の歩み寄りなんて奇跡的なことも起こらないでしょう。ガス抜きと言われてもいいのです。それでも大きな意があるのですから。


 さて、どうなるか。内容はツイッターやホームページで確認することにしましょう。


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