この続きはコーヒーと一緒に

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

この手があったか

流行語大賞


 昨日、今年の流行語大賞が発表されました。その年もっとも流行った言葉を選ぶイベントということで年中行事のひとつとして定着しているのはご存知の通りです。
 数日前、ノミネートされた50語が発表された後、僕の周りでもあれだこれだと意見は百花繚乱状態でした。
 そして昨日。大賞には史上はじめて四語が選ばれました。「今でしょ!」「じぇじぇじぇ」「倍返し」「お・も・て・な・し
 僕の周りでもこの四語が一番叫ばれていました。正直なところ、冷静な指針なんて、なし。全員、好みの言葉を推しているだけでした。


 ニュースを見て、なるほど、こんな手もあったのかと感心してしまいました。ずっとひとつの言葉が選ばれるものだと思い込んでいたのに……。「柔軟な発想こそ問題解決への近道」という定説を地で行く選考結果でした。
 決して、選考委員の皆さんの意見が集約できず、「選びきれないから四語とも受賞にしよう」なんてことは考えないようにしておきます。どの言葉も大賞に選ばれておかしくないものばかりですから。
 選考委員特別賞として「被災地が、東北が、日本がひとつになった。楽天、日本一をありがとう」というキャッチフレーズが選ばれたことを見ても、選考委員の皆さんの真摯な討議が想像できます。きっと大賞もこのキャッチフレーズと同様、真剣な議論のなかで「全部受賞!」という結果になったのだと信じています。


 とにかく、楽しくてホッとする話題をありがとう。しかも、今年を代表する言葉を四つも選んでもらえたなんて。選考委員の皆さんの好判断に拍手を送ります。


[1131]