すべての心構えは
この三原則からはじまった
今年の新語流行語大賞が発表された。年間大賞は『3密』。これほど誰もが知り、何かにつけて使っている言葉もないだろう。
なにしろ「ソーシャルディスタンス」も「テレワーク」も「ステイホーム」もこの言葉あってこそ生まれた派生語と言ってもいいのだから、まさに堂々の授賞といったところだ。
トップテンに選ばれた流行語をみても“コロナ拡大の原因は3密”という図式の中で生まれたものがほとんどである。
「愛の不時着」「あつまれ どうぶつの森」「アベノマスク」「アマビエ」「オンライン」「鬼滅の刃」「Go Toキャンペーン」「ソロキャンプ」「フワちゃん」
関連性や派生語の観点から眺めてみると、コロナと関連性がないのは「愛の不時着」だけと言っても過言ではないだろう。
もともと厚生労働省が言い始めたものを小池都知事が使い、広がったという経緯を考えると大賞授賞者は厚労省ではないかというようなヤボなツッコミはやめておこう。いまやコロナ禍を健やかに生き抜くための三原則なのだから。
過去には疑問に思う授賞もあったように記憶しているが、今年は納得である。
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