
節目の時の「事八日」
穏やかに晴れ渡った空。斜めから差し込む陽の光。「師走日和」というに相応しい日曜日。今日から『大雪』の節季に入った。一年が『冬至』から始まる二十四節季のなかでは一年最後の節季である。
12月(師走)は一年の節目の月でもある。暮れの大掃除があるかと思えば、新年の準備も始まる。一年使い続けた道具に敬意を払う時期でもある。
この時期の忙しさを駆り立てる言葉に「事八日」というものがある。農作業が終わる日として始まった風習が町民の間にも広がっていった「事納め」の日は、
新年の準備をし始める「事始め」の日でもある。つまり、年末であるにも関わらず始める日なのだ。
ちなみに「事八日」は12月8日(事納めと事始め)と新年の2月8日(事始め)の2カ月の中のそれぞれ8日間だと言われている。そのため、裁縫などの仕立てを生業にしている人たちの間で行われている「針供養」は関西が12月8日、それ以外が2月8日に行われている。
業種によってだが、一年でイチバン忙しくなる年末進行も控えている。大掃除や年賀状。なかには年度末決算という企業もあるだろう。節目の時期なので、致し方ないと言えばそれまでだが、現実は何をやるにしてもカレンダーとにらめっこしながら “こなしていく” しか処しようのない時期である。
大忙しの日々の中で自分らしさを忘れずに過ごして、落ち着いた新年を迎えたいものである。
==[season16]Dec.07 2025 大雪初候 ==
〈Welcome back to Tokyo〉
Shinobazu Pond, Taito city
Photographed on Jan.26 2021