∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

もう一度、見つめ直そう

【片づけものをしていたら】

 今日、片づけものをしていたら、一枚のコピーが出てきた。読んでみると、そこには宝塚歌劇団に伝わる「ブスの25カ条」という語録が書かれている。どうしてこんなものが? 考えていたら、2〜3年前、ある人から「女性月刊誌に掲載」されていたものをコピーしていただいたことを思い出した。
 今、思い返すと、当時の僕は精神的にどん底状態で、そこに書かれたひと言ひと言が胸に刺さり、真正面から受け止めることが出来なかったが、それでも、何か大切なことが書いてあるような気がして取っておいたものだった。


【ブスの25カ条】


 この語録は、僕が知らなかっただけで、実は多くの人に読まれている名語録だという。せっかく発見したのだから、忘れないようにきちんと書いて自戒の言葉にするべき。そうだ、コンピュータ・デスクトップの付箋も作成して、スタート時にいつでも目に入るようにしておこう。

1.笑顔がない 2.お礼を言わない 3.美味しいと言わない 4.精気がない 5.自信がない
6.愚痴をこぼす 7.希望や信念がない 8.いつも周囲が悪いと思っている
9.自分がブスであることを知らない 10.声が小さくイジケている 11.なんでもないことに傷つく
12.他人に嫉妬する 13.目が輝いていない 14.いつも口がへの字の形がしている
15.責任転嫁がうまい 16.他人をうらやむ 17.悲観的に物事を考える 18.問題意識を持っていない
19.他人に尽くさない 20.他人を信じない 21.人生においても仕事においても意欲がない
22.謙虚さがなく傲慢である 23.他人のアドバイスや忠告を受け入れない
24.自分が最も正しいと信じ込んでいる 25.存在自体が周囲を暗くする

 この語録を読んでいると、僕はまだまだ修行が足らないようだ。宝塚の舞台を見たこともないし、タカラジェンヌと言われる人に出会ったこともないけれど「ブスの25カ条」が身近にあったということだけでも彼女たちは幸運だなあと思ってしまう言葉ばかりである。


【近頃、街中で】


 僕もそうだと自戒しているが、街で出会う人の中にもこの語録を読んでもらいたい人をよく見かける。なにかのミーティングになると、半分くらいの人が宝塚流の「ブス」に該当するかもしれない。
 それだけ世の中がギスギスしているということなのか。それとも、あってはならない「負のスパイラル」に陥っているからなのだろうか。いわゆる「ツッパッテいる」人が多いように感じているが、見ていて辛いし、可哀そうに思える時もある。


【内面美人】


 なかには、誤解した使い方をしていることもあるようだが、それはそれとして、心の美しい女性のことを「内面美人」ということがある。男性の場合は包括的に「内面紳士」あるいは単に「紳士」とでも言えばいいのだろうか。
 今、心の美しさが時代を支える力になってきた。外見の美しさや知識の高さ、金銭的な裕福度も必要だろうが、心が卑しければ、真の復興や発展には結びつかない。
 この25カ条、すべてをクリアするには、かなりの精神修養が必要。きちんと身に付ければ相当な人格者になれるとは思うのだが……。僕も、コンピュータを立ち上げた時に熟読して「紳士」を目指そう。年齢制限のない目標だから、いまさらということもないだろう。
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