∞∞この続きはコーヒーと一緒に∞∞

その日その時、感じたことを感じたままに。まるで誰かと語り合うコーヒーブレイクのように。

至急から弛緩へ

【間に合った!】


 昨日はお騒がせしました。久しぶりに会う方との時間を間違えるなんて。1時30分と11時30分を間違えてわけです。今更ながら理由づけをしておくと〈じゅう〉という言葉を忘れて覚えていたわけです。ちゃんとスケジュール帳には11時30分と書いてあるにも関わらず、頭の中では1時30分と思い込んでしまうなんて、反省に次ぐ反省の午前中でした。
 ちなみに、ミーティングには間に合いました。初夏のような気温のなか、今年始めて、速足で歩いている間に汗だくになりましたが。


目黒不動


 ミーティングが終わった後、「緊張」も解け、さすがにホッとしたところで「そうだ、近くに目黒不動があったぞ。久しぶりにお参りしていこう」などと、手のひら返しの早業でノンキなオヤジに早変わり。そう思った瞬間に視覚が広がったような気持ちになってしまいました。それまでのハラハラ、ドキドキ、ワクワク、ハラハラという気分の変化はどこへやら。単なる「神社オヤジ」が戻ってきました。
 ということでのんびり歩きながら目黒不動へ。あまり山の手の神社仏閣にお参りすることのない僕にとっては絶好の機会になりました。


 お参りして良かったです。なにしろ見事な桜が山門の左右を飾っていて、山門がグンと惹き立っていたのです。ひな祭りの内裏雛の左右に桃の花があるように、目黒不動の山門の左右には桜がある、といったところでしょうか。お参りのはずが、すっかり花見気分になってしまいましたが「これもまた一興」。本堂へ繋がる階段を上がりながらも後ろを振り向きながらの参詣です。


 本堂へ入り、お参りをし、ふと上を見ると龍の図の天井画が。辰年の今年、何の心構えもなく参詣したのですが「アッ、そうだ。龍が守るお不動様だったんだ」とその場で思い出し、「これも何かの縁。きっとお不動様が呼んでくださったんだな」と妙に信心深いオヤジのようになってしまいました。


 ドタバタした午前中だったし、ミーティングも消化不良だったけれど、終わってみれば素晴らしい日でした。あんなに素晴らしい桜を愛でることが出来たし、龍の天井画も見れたし。
 コツコツ歩めば、時にはこんな日もあるんだなと改めて実感した春の日。素敵でした。


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